本の販促POPについて
研究してみる。
このコーナーは山口県タウン情報トライアングルのスタッフが、今気になることを挑戦・検証するコラムです。
といってもかなりゆる~いものなので、気楽にお付き合いいただけますと幸せます。
さてさて、ここ最近はInstagramでの活動関連もあり、イラストや文字を描かせていただく機会に恵まれています。
デジタルの時代ですが、手描き感が逆に存在感を生み出し、重宝されたりもするんですよね。
私も個人的に、お店にある貼ってあるポップやメニュー、値札などの手描き文字に惹かれます。
ということで、実は我がトライアングルも手描きポップを本屋さんに貼らせてもらっています。
見たよという方、いらっしゃいますでしょうか?
ええ、知らないという方の方が断然多いと思います。
ですので、せっかくならば多くの人に見てもらいたい!という思いが膨らんで、図々しくも今回、披露させていただきます。
2022年6月号、ランチ特集
ポップの王道、赤黄色。
コテコテすぎないように若干、朱色寄りにしています。
(単に個人的な好み)
「この一冊があれば、ランチ選びには悩まない」
というキャッチコピーをお伝えしたかった、シンプルなポップです。
少し動きをつけるために、吹き出しをつけてみました。
2022年7月号、続ランチ特集
6、7月はタウン誌史上初の2号連続企画でした。
書店に2ヶ月分の本が並んでいるところをイメージして作成したPOPです。
トライアングルスタッフをイメージしたキャラクターを入れて、より親しみを持ってもらえるようにしてみました。
2022年8月号、0円レジャー特集
目立つように王道の黄赤ポップにしたのに、まさかの本と色被り。
若干、失敗…。
設置場所に合せて自由に取り付けられるよう、女の子のキャラクター&旗を、バラバラにカットしています。
2022年9月号、カフェと雑貨とパン特集
とにかく情報内容が“イッパイ詰め込まれてます”、ということ表現したかったPOP。
女性好みの特集(のイメージ)なので、ガーリーなPOPに仕上げてみました。
ポップを作る際は、私なりに、どうすればお店に訪れた方の目に入り、興味を持っていただけるか…
を考えながら手描きPOP制作しております。
その時のPOINTを僭越ながらまとめてみました。
[POINT]
・心を惹きつけるキャッチコピー
なによりも意識をするのは、インパクトのある言葉。
通りがかった人が、パッと見で目に入ってくるキャッチコピーを心掛けています。
(ごちゃごちゃ感がほしいときは、あえて色々と書きますが)
あとはオリジナリティを出しながら、楽しくなる言葉を書くようにも意識して。
・自分らしい手描きの文字
上手かどうかは関係なく、パッと見で読める文字ならばOK!と思っています。
手描き文字はそれぞれの個性が出るので、印刷文字より目立つ場面も多いはずです。
書き方のポイントとしては1点、文字を羅列するのでなく、メリハリをつけること。
一番伝えたい文字(コピー)と、サブメッセージの、文字の大小、太さ・細さ。
文字を囲ったり、吹き出しや旗をつけたりすることも、メリハリがつきやすく効果的かなと思います。
・イラストも入れてみる。
単純なイラストでいいと思います!
その方が視線がひきつけられますし。
特にキャラクターを書いてみると、親しみを持ってもらえて好評です。
絵を描くのが苦手ならば、自分やスタッフの写真などを使ってみるのも効果的ですし、吹き出しや飾りが入るだけでもOK。
十分楽しい雰囲気になります。
・時には曲線で動きをつける。
紙の四角いチラシやポップもいいのですが、どこかに曲線が入ることで、動きが出て目に入りやすいです。
まぁ我々の場合は特に、本(商品)が四角い形なので、四角と丸(曲線)の組み合わせ方が、POPのバランスがいいというのもありますが…。
・余裕があれば立体感
上記のように曲線を加えて目線を惹きつけるという意味では、吹き出しやキャラクターなどを切り貼りした「デコパーツ」はかなりオススメ。
簡単に目立って使いやすいです。
1枚1枚切ったり貼ったりすると製作時間は若干要しますが、別パーツを取り付けることで、さらなる動きが演出できます。
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手描きポップは、「こんな風に書いたら見てもらえるかな」「興味持ってもらえるかな」と想像しながら作るのがとっても楽しいです。
いろいろと便利なツールがある時代ですが、あえて「手描き」を楽しむ販促活動も効果的かな、と思います。
機会があれば、皆さまもぜひ!