ルーツが残るお店で、
タレつきホルモンを購入!
ご当地料理として愛され続ける、下関流ホルモン鍋「とんちゃん鍋」。
下関市内の焼肉屋さんでよく見られる、お馴染みのスタミナメニューです。
…が、下関市内では意外と家庭で楽しんでいる方も多んですって。
そんな噂を聞いたトライアングル編集部は、ルーツとも言われるお肉屋さんに行って、ホルモンを早速購入。
作り方を教えていただき、料理苦手女子・編集スタッフRが、とんちゃん鍋の再現にチャレンジしてみました!
目次
①下関生まれのとんちゃん鍋とは?
②ホルモンを求めて、歴史あるお肉屋さんへ/肉の玉田
③いざ実食‼ホルモンを買って、家で作ってみた。
下関生まれのとんちゃん鍋とは?
とんちゃん鍋は、グリーンモール商店街界隈で発祥した、独自のもつ鍋。
甘辛い味噌ベースのタレにつけ込んだホルモンに、たっぷりの野菜を重ね、野菜から出る水分だけで煮込んだ鍋料理です。
スタミナ&ヘルシーという2冠の辛旨鍋ですね!
現在では、グリーンモール界隈だけでなく、下関市内の多くの焼肉店などでも提供。
半世紀以上前から食べ続けらている、下関市民の愛すべきソウルフードなのです。
とんちゃん鍋の歴史の幕開けはここにあり!?
ホルモンを求めて、歴史あるお肉屋さんへ
とんちゃん鍋のルーツの一つであると言われる、肉の玉田さんを訪ねました。
今から約65年前、もともと豚肉の卸業をしていた玉田さん。
当時はホルモンを食さない時代だったので、豚まるまる一頭を捌くと、どうしてもホルモンは捨てられる存在でした。
その無駄を無くすため、味付けしたホルモンを、地域の方に渡していたそう。
そうして地元の人が工夫をし、次第に食べ始めたのが「とんちゃん鍋」…との一説もあるのです。
現在、肉の玉田さんは、ホルモンをメインに、黒毛和牛などの良質なお肉を揃えるお肉屋さんとして営業中。
地元客をはじめ、全国各地からも毎日続々と注文が入り、「ここの肉じゃなきゃ!」という根強いファンが多いんです。
店内には、手際よく処理された良質なホルモンが、さまざまなに並んでいて、いずれの種類ももちろん絶品!
…ですが、さらにココでもう一つ押していきたいのが、とんちゃん鍋用に作られた自家製ダレ!
コレがウマいと評判!
この自家製ダレは、お好きなホルモンを購入時に「タレ付きで!」と注文とすれば、
タレに漬け込んだホルモンが受け取れます。
このタレ付きホルモンさえあれば、簡単にとんちゃん鍋を作ることができるってワケです!
肉の玉田(たまだ)
☎ 083-233-0777
下関市長門町11-7
営業時間》平日9:00〜18:00、
日祝10:00〜17:50
定休日》なし
駐車場》なし
いざ実食‼ホルモンを買って、家で作ってみた。
周りも認める料理苦手女、編集スタッフR。
(味加減、焼加減の“加減”が、いっそわからん…)
でも‼結果から言いましょう。
こんな私でも、おいしいホルモンがあれば、簡単にできたんです!
材料を切って、煮込むだけ!
これでウマい!!!
こんな私でも、料理上手になった気分にさせてくれる優秀料理です!
おかげさまでその後、何度もリピートしました。
では、作り方をご紹介していきましょう。
この脂こそが旨味の要だからです。
あっさりめに仕上げたいなら、いろんな部位をミックスするのもお勧め。
お子さんとご一緒に食べるなら、豚肉を加えても。ホルモンだけより、食べやすくなります。
ネギやキノコ、玉ねぎを入れても美味しいですよ!
水分の多い野菜以外ならOKです。
先に肉だけを煮ることによって旨味が立ち、野菜のシャキシャキ感が残る仕上がりになります。
タレが少ないようにも見えますが、野菜の水分でちょうどよくなります。
※タレの味が薄かったら、家にある市販の焼肉のタレを追加してもOK。
~場外戦~
※スープが濃くなり過ぎたら、だし汁を足して、味を調整してみてください。
食欲が進む味わいながら、野菜たっぷりでヘルシーな、愛すべきとんちゃん鍋。
これからは暑くなってくる季節ですが、簡単にできる下関流もつ鍋で、たっぷりとスタミナつけませんか。
ご家族みんなで作って、楽しんでみて下さいね。