左から「ホーランエー食堂」の温品ご夫妻、「そらとうみ」の中野さん、「茉莉花」の縄田さん親子。土曜日は皆さん集合して、手腕を発揮されます。(※土曜は「そらとうみ」のランチはありません)
島の古民家でのんびり、ゆったり。
曜日変わりで楽しむグルメ
「休日は、のんびりとした島旅をしたい」
そんな憧れるシチュエーションを、気軽にかなえられる場所があります。
それが本日ご紹介する「ホーランエー食堂」。海沿いを車で走った先に訪れる、島の食堂です。
場所は、「フグ延縄漁発祥の地」としてしられる周南市粭島。
日本精蝋の工場がある大島から、小瀬戸大橋を渡って粭島に入り、島のほぼ先端近くにあります。どっぷり島の空気感にひたれながら、車で気軽に行けるのも魅力ですよね。
明治後期の民家を改装した「ホーランエー食堂」は、土曜日だけ開店する手打ち蕎麦とピザのお店として、5年前にスタート。
店内に改装を施した今年9月のリニューアルでは、楽しい仲間が集結し、シェアキッチンとなってパワーアップしました。火曜・水曜にランチが楽しめる「そらとうみ」と、12月から日曜限定のカレー・シフォンケーキのお店「菓子工房 茉莉花」が仲間入りをします!
それでは、各店舗をご紹介していきましょう。
「ホーランエー食堂」
地元の皆さんの集いの場として愛されつつも、土曜の開店時には、遠方からもピザと蕎麦を求めて続々とやってくる人気店。
手打ちそばは、信州安曇野の製粉所から取り寄せた石臼挽きの高級そば粉を使用し、早朝に手打ち。つゆには、平生の天日干しのいりこを煎って香ばしさを出し、かつおぶしとブレンドした特製のものを。そばの香りやコシとともに、つゆの丁寧な味わいも光ります。
もう1つの看板メニューは、薪窯で焼くピザ。
生地は国産小麦から作り、ソースも手づくり。食材はなるべく無添加のを使用しています。そんな手づくりの優しさが詰まった味わいですが、実はなんとピザ窯も、海岸で拾ってきた石や土壁の土などを使って、手で造り上げたそうですよ!
その他、じゃこ天や、タコ飯、サザエ飯など、漁の取れ具合で内容も変わりますが、地の美味しいものが楽しめます。
そらとうみ
できるだけ手づくりにこだわる、やさしさ沁みるランチのお店。旬の野菜をたっぷり使って、なるべく薄味で仕立て、その素材力を引き出した味わいが楽しめます。いろんな種類のおかずを、少しずつ味わえるのも嬉しいところ!
菓子工房 茉莉花(まりか)
シフォンケーキとカレーが看板のお店。全卵で作るシフォンケーキは、しっとりな舌触りが早くも評判に。前日から仕込むカレーも、さらっとした仕上がりで、スパイスの辛さが後から押し寄せる旨味が絶妙です。シフォンケーキ、カレーともにお持ち帰りもできます。
まるで田舎のおばあちゃん家に帰って来たかのような、落ち着くムードが漂うような空間です。
時間を忘れて、ゆっくり過ごしてみませんか。
☎0834-84-0001
所》周南市大字粭島中小路180
駐車場》あり
掲載の内容は取材時のものです。メニューや価格、営業時間、定休日など、最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。