大判焼 1個¥130(税込)。種類はもちろん1種のみ、あずき一筋!
“いつものおまんじゅう”が
実はとんでもなく贅沢だった
「和洋菓子 伊豆屋菓子舗」は、大正10年創業。現在3代目と4代目が手を携えて2020年現在で創業99年!
そんな老舗の一つの顔と言えるのが、60年近くの歴史がある「大判焼」です。
大判焼といえば、普段のおやつの大定番でもありますが、和菓子屋さんが本格的に作る大判焼となれば、かなり貴重です。
何と言っても餡は、北海道の小豆を使った昔ながらの自家炊き。
あんこを炊く担当は4代目の創さんで、「自家炊きという製法は、その日その時の気候と豆の状態を確かめながら、状況に合わせてあんこを炊く加減を調整します。頭を使い、手間ひまもかかりますが、自分の感覚を冴え渡らせて作るのが楽しいですね」と話されます。
嬉しいことに伊豆屋菓子舗のあんこは、砂糖の分量は抑え、そのぶん小豆をたっぷりと使われる贅沢さ。
だからこそ、ふんわりとした生地の中に、小豆皮の香りが立ち、ちょっぴり塩っ気も相まった控えめな甘さ。誰もがするする食べ進めてしまう名品なのです。
1個130円の気軽さの中に、受け継がれる職人技…長年変わらず、口に出来る我々は、幸せ者でしょう。
店には引っ切りなしに、「今日のおやつ」を求めてファンがやってきます。甘すぎないので男性ファンも多く、また近所の子どもが¥130を握りしめてくる姿もしばしば。
もちろん、職人手づくりによる大判焼ですので、おもたせとしてもオススメです。
お店で一番歴史の長いお菓子、「磯の友もなか」。その昔、新南陽駅の南側が海だったころに出来たのだそう。「磯の友」のあんこは、火につきっきりの手練りで作られます。手でより丁寧に練るため、粒感が絶妙。ゆず・小倉・あおさの3種があります。
ふわふわ生地の中に、あんことクリームの、それぞれ違った甘さが重なりあう一品。伊豆屋菓子舗は、洋菓子の歴史も長いため、和×洋の掛け合わせも十八番なんです!
周南にあった老舗菓子店「モンパリ」さんから、レシピを引き継いだ上品な一品。独特のホロホロ感とバターの香りが楽しめるパイ生地はもちろん手づくりで、伊豆屋特製のあんこをくるみます。
映画「風立ちぬ」でも話題となったお菓子。スポンジ生地に自家製こしあんの羊羹をサンドしています。
和洋菓子伊豆屋菓子舗(いずやかしほ)
☎0834-62-2523
所》周南市清水1-10-4
営業時間》営/9:00~19:00
※日曜は18:00まで
定休日》火曜
駐車場》1台
https://izuyakashiho.thebase.in/
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