まるっと!山口県内、魔訶不思議(⁉)
な自然の造形美岩集
「なかなか家から出られない今だからこそ、あらめて山口県の魅力を知ってほしい」
そんな想いのもと、山口の素敵なところをお伝えしていきます。
企画第1弾として、今回着眼したのは、奇岩シリーズ。
山口県のインパクトある奇岩を紹介していく、まとめ企画第1弾です!
瀬戸内海、日本海、響灘。異なる3方の海に囲まれた山口県。
だからこそ、自然の芸術作品というべき、個性派の岩がさまざまに見られるんです。
山口県内で奇岩と言えば真っ先に、萩市須佐のホルンフェルスや、長門市の青海島海上アルプスがあがるでしょうか?
しかし、今回は「今から人気がもっと出そう」な場所を中心にご紹介。
創刊36年になる老舗タウン情報誌ですが…情報を知り尽くしていると自負していましたが(図々しいですね)、我々も「こんな素敵な場所を知らなかった!」という発見もありました…!
では今回は、山口県内の“気になる”5か所をセレクトしていきましょう。
①阿武町/モドロ岬
②周防大島町/巌門
③山陽小野田市/くぐり岩
④長門市/立石観音
⑤下関市/鬼の岩
阿武町/モドロ岬
海路でしか見られない、ドット柄の岩
日本海に突き出した、モドロ岬の岩肌をよく見ると不思議な水玉模様が…!
これは白亜紀に地下で2種類のマグマが混交し、それが冷え固まって生まれた白い花崗岩と黒い閃緑岩によるものです。
断崖絶壁にあるため、シーカヤックやレジャー船など、海路で向かわないとお目にかかれない絶景です。希少すぎる!
機会があれば、海のプロたちに案内していただいて、自分の目で見てみたいものですね。
所》阿武町遠嶽山日本海北岸
問》道の駅阿武町 ☎ 08388-2-0355
萩ジオパーク構想推進協議会事務局 ☎ 0838-21-7765
モドロ岬を見に行くには…
●シーカヤック(ギ・パドラーズ)☎08388-2-0027
http://www.gi-paddlers.com/
●レジャー船(アドベンチャー号)☎080−1630-0875
http://marineboat-adventure.com/contact.html
●漁船遊覧(遊漁・元丸)☎08388-2-2321(取次)
http://www.haginet.ne.jp/users/motomaru/
※日程や料金など、詳細は要問い合わせ
周防大島町/巌門(がんもん)
「四岩合わせ(しあわせ)祈岩」と呼ばれるパワースポット
竜崎温泉駐車場から「しあわせの小路」とも呼ばれる竜崎遊歩道を歩いて3分。
山道を抜けると、美しい海岸にそびえ立つ、「岩の門」が現れます。
波の浸食により中央の岩がくり抜かれ、そのゴツゴツとした岩肌とあいまった荘厳な雰囲気。
「しあわせの小路」の頂上には、十一面観音を本尊とする竜崎観音堂が祀られ、ご当地ソングでも唄われる地元民に愛される場所です。
夕景の美しさも、ぜひ見ておきたい絶景!
所》周防大島町東安下庄685-2
問》(一社)周防大島観光協会 ☎ 0820-72-2134
山陽小野田市/くぐり岩
人気急上昇中のフォトジェニックスポット
山陽小野田市の最南端にある公園・本山岬公園の一角には、あちこちに奇岩がそびえ立ち、独特な景色を形づくっています。
その多くは、露出した2億5千年前から3億年前の地層が、長い歳月をかけて浸食や風化を繰り返して作り上げられたもの。
潮の満ち引きや時間によって、移ろうその姿が多くの人を魅了します。
所》山陽小野田市大字小野田字赤崎2-1
問》嶋田工業株式会社 ☎ 0836-83-1111
長門市/立石観音(たていしかんのん)
漁港を見守る、夫婦の奇岩
夫婦岩としては日本有数の大きさといわれる、立石漁港にそびえたつ2つの岩峰。
高さ約41mの沖の島と、約20mの地の島があり、近くに寄ると、圧倒的なパワーを感じられます。
地の島の頂上には観音菩薩の坐像が安置された祠があり、漁師さんたちの守り神として親しまれています。
所》長門市油谷後畑立石
問》長門市観光案内所 YUKUTE ☎ 0837-26-0708
下関市/鬼の岩
鬼の手の跡が見える岩…?
「昔、鬼が神様と1日で角島を陸続きにする約束をして、鬼は岩を次々と海に投げ込んだものの、埋め尽くす事ができず、残念に思った鬼が最後に投げた岩」…という伝説が残る奇岩。
岩の側面には投げた鬼の手形がついていると云われており、確かに岩は大きな手でギュッと握りしめたかのような不思議な形をしています。
所》旧角島中学校付近の海岸
問》下関市役所 豊北総合支所地域政策課 ☎ 083-782-1914
以上、いつかは出かけてみたい、奇跡の奇岩絶景特集でした。
さすがは自然豊かな山口県!
写真を見ているだけでも、自然の偉大なる力と、不思議なパワーを感じてきませんか?
大スケールな奇岩の世界に目覚めた、トライアングル編集部。
次回は、あらためて【奇岩めぐり 山編】もお届けしていきます!
「もっと、こんな素敵な奇岩もあるよ!」なんて情報も、お待ちしております♪