※写真は二葉屋（周南）
長く愛され続ける
名物パン-５選-
ここで紹介するのは50～100年以上続く老舗のパン屋さん。その中でもぜひ“アレは食べておいて！”という名物パンも併せてご紹介します。３世代にわたって御用達されるパンや創業当時からあるパンなど、愛され続ける定番パンをチェック！
INDEX
［周南］二葉屋
“変わらないこと”の
魅力を体現する老舗
お店の歴史は92年と古く菓子製造に始まり、昭和7年から現社長の祖父が店を切り盛りするようになり、戦後にパンの製造を開始。受け継がれてきた製法は、社長が調理師学校で学んだ製パン技法のどれにも当てはまらないという特別なもので、毎日深夜2時から仕込んで焼き上げています。
耳までしっとり柔らかい食パンをはじめ、コッペパンにデニッシュにドーナツ…みんな誰かのお気に入り。毎日約40種類ほどのパンが店頭に並び、お昼時は特に賑わいます。
粉の配合やあんの製法などは先代から変えず、包装も約60年前にデザインされた当時のまま。この“変わらないこと”への安心感や、自分が親しんできたものを子や孫と共有できる嬉しさを味わいたくて、きっとみんな足を運ぶのです。
＼ CHECK ITEMS ／
ツナサラダ￥240、サラダパン￥240
柔らかいコッペパンに、ポテトサラダやツナサラダを手作業ではさんだ人気パンは、どちらも約50年のロングセラー。まとめ買いする人の多い商品で、包装にもグッときます。
所》周南市新町1-23
問》☎0834-21-1616
営》8:00～18:00
休》木曜、日曜、祝日
Ｐ》10台
［防府］パンと洋菓子の店 ロアール 本店
防府市民のなじみの味。
温もりあふれる老舗のパン
お客さんがひっきりなしに訪れる、防府の街に根付く老舗パン屋さん。1974年に創業し、その10年後となる1984年に鞠生町へ本店を移し、そして2023年に内装をリニューアル。スタイリッシュに生まれ変わった本店には約80種のパンと約10種のサンドイッチが並びます。
市内の保育園や幼稚園にもパンを卸しており、防府市民にとってなじみ深い存在。変わらないそのパンの味が親から子、子から孫へと繋がり、今日もたくさんの幸せを届けています。
＼ CHECK ITEMS ／
白い食パン１斤￥300
ロアールを代表する、一番人気の白い食パン。耳まで柔らかでふわふわなのに、ずっしりと感じるミルクの風味がたまりません！
所》防府市鞠生町1-3
☎0835-23-3494
営》8:00～18:30
休》水曜、年末年始、夏季休業
Ｐ》あり
☆Instagram（@loire_bakery）
［防府］パン職人 ふたばや
変わらない愛されパンを
さらに美味しく
防府市で1954年の創業以来愛され続けているパン屋さん。作っているパンは全部で100種類以上もあり、その中から季節や日替わりで店頭に並びます。ラインナップは流行りのパンではなく、食パンやあんぱん、サンドイッチなどの定番パンが中心。
現在の店主・有吉基陽さんは祖父の代から引き継ぎ、3代目。モットーは「どこにでもあるパンをどこよりも美味しく」。
客層は子供からご年配の方まで幅広く、長年通っているお客様や子供の頃から変わらないパンに懐かしさを感じるお客様もおり、「防府市のソウルフード的存在」との声もあるとか。今までたくさんの方に愛されてきたパンのおいしさをさらに追求していくため、日々研究を重ねています。
＼ CHECK ITEMS ／
サンドイッチ 各¥453
圧倒的人気を誇るサンドイッチは、赤白緑の目を引く配色の包装が昔から変わらぬデザイン。ハムエッグなど全6種あり。しっとり柔らかく軽い食感の食パンは中の具材とも相性抜群です。
所》防府市中央町5−24
☎0835-24-4080
営》8:00～18:00、
※水曜は11:00～14:00
休》火曜、年末年始、お盆
Ｐ》あり
☆Instagram(@futabayachan）、facebookあり
［下関］ふじもとパン
受け継がれる味と笑顔。
いつもの“あの味”に会いに。
彦島で90年以上愛され続ける老舗パン屋さん。1933年に弟子待町で創業し、場所は変わりながらも、昔から親しまれる味わいと丁寧な接客は当時のまま迎えてくれます。
いつも味わうことができるのは３代目のご主人による生地管理の賜物です。こだわりは「丁寧に、心をこめて作ること」。
対面式のショーケースには20種以上が並び、中でも数々のコンテストで金賞を受賞した食パンは、ほとんどのお客さんのお目当て。同じく創業時から人気のミルクパンやあんぱん、数量限定のそぼろパンやぶどうパンなどは、当時からの味と製法が守られていて、今も変わらない“あの味”。「今日はこのパンにしようかねえ」そんな声が聞こえてきながら、店内は今日も多くのお客さんで賑わっています。
＼ CHECK ITEMS ／
ぶどうパン￥594（上）、そぼろパン￥540（右）ほか
創業当時から人気のパンたち。なんと４世代にわたって通う方もいらっしゃるほど多くのファンが…！
所》下関市彦島杉田町1-12-14
問》083-266-2382
営》8:00〜18:00
※土曜〜17:00
休》日曜、祝日、第１月曜、第３土曜
Ｐ》あり
［下関］かぎもとパン継承の店 ボンジュール
伝統と意思を受け継ぐ。
下関随一の歴史を誇る老舗パン屋
近所の幼稚園の給食としても馴染みのあるボンジュールのパンは、地元の人だけでなく、北九州からお客さんが訪れるほど愛されています。下関名物のロケットパンや、昔ながらの製法で焼いたホテル食パンが大人気。
明治15年に創業した「かぎもとパン」は今年で創業142年を迎えます。関門トンネル開通時には、なんと春帆楼で天皇皇后両陛下にホテル食パンを献上したことも。昭和40年頃に「ボンジュール」として、下関で初めて焼きたてパンの販売を始めました。
４代目の店主、松行康雄さんは、常に美味しいパン作りに工夫を重ね、最近では全粒粉のパン作りにもチャレンジ。伝統を大切にしながらも、日々新しい挑戦を続けています。
＼ CHECK ITEMS ／
ロケットパン ¥162
どこか懐かしい昔ながらの味わいのロケットパンは名物のひとつ。カリカリの食感の衣と魚肉ソーセージが美味！
所》下関市貴船町1-12-3
☎083-231-5720
営》7:00～18:00
休》火曜、日曜、祝日
Ｐ》なし
掲載の内容はタウン情報トライアングル2024年10月号掲載時のものです。メニューや価格、営業時間、定休日など、最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。