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【山口登山】やっさんぽ/防府市右田ヶ岳編

高度感をたっぷり味わえる右田ヶ岳、
勝坂ルート

やっさん

周南市のライフスタイルショップ「BEANS」の店長やっさんです。
お店では、服・アウトドア用品・登山用品・スノーボード等を取り扱っていますが、今回は山の事についてクローズアップして発信できる機会を与えていただきました。
このコラムを読んで、興味を持っていただける方が増えたら嬉しいです。
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原稿を書いている今、梅雨真っ盛り。
晴れたと思えば異常な暑さ…。
なかなか山へ行けずにいます。
ですので、今回のレポートは少し前の登山記。

このコラムでは今まで、県内でも人気の高い山をご紹介してきましたが、今回は山口県でも一番登山者が多いのではないかと言われる右田ヶ岳

山頂からの展望の良さ、ルートの豊富さと分かりやすさ、登山口までのアクセスの良さ、などが人気の要因でしょうか。

僕も何度となく訪れています。

右田ヶ岳は山頂へのルートはいくつかあり、一般的に初心者の方でも比較的安全に楽しめる南側の天徳寺からのルートを始めとして、岩場の直登を楽しめる塚原ルートなど複数存在。

今回ご紹介するのは、西側、国道262号線の途中からの勝坂ルート

勝坂砲台跡という案内板が目印となります。
登山用の駐車スペースは3台分ほどと少なく、近くにトイレなどもありません。
平日なら割と高確率で停められますが、土日などは早い時間でないと空きスペースはないようです。

駐車スペースから262号線を少し山口市方面に進んだところに登山口はあります。

登り始めは森の中ですが、10分程で視界が開けてきて、右田ヶ岳らしい登山道になってきます。
ほどなくすると分岐点。

・尾根ルートと本ルート。
・尾根ルートは岩尾根を歩くルート。
・本ルートは設置されたロープを使って一気に合流地点まで進むルート。

どちらからでも登るのは楽しいですが、個人的には尾根ルートの景観が大好きなので、尾根ルートで登り、本ルートで下りることがほとんどです。

尾根ルートも要所要所にロープが設置されています。

展望の良い場所が沢山あるので、初めて訪れた時はなかなか足が進みませんでした。
岩場をクリアしていくと、僕の中では右田ヶ岳の象徴でもあるこの場所。

迫力もあり大好きな景色です。
そしてここを登ります。

高度も上がってきて防府の街が一望できます。
岩尾根を登ると、一部ルートが分かりにくい場所がありますが、一旦また森の中へ入ります。

この辺りの解説や勝坂ルートの注意点は動画で詳しく説明していますので、そちらも併せてご覧ください。

一瞬で森を抜けると本ルートとの合流地点です。
ここにあるシンボリックな岩場は「アントキノイワ」と呼ばれています。

僕はまだ観たことはありませんが、映画「アントキノイノチ」のロケ地として使われたことからこう呼ばれているようです。

国道262号線からもこの岩場を見上げることができます。
ここまでおよそ50分。

僕は、高い所でコーヒーを淹れて、街を見下ろしながら飲む。
という行為が好きなので、このアントキノイワでのんびり過ごして、本ルートで一気に下山という行程で勝坂ルートを楽しんでいますが、ここから15分程度で山頂へ行けるので、割と短時間で右田ヶ岳山頂を目指すことも出来ます。

下山に使う本ルートは、ロープが設置されています。
急斜面を長く下りることになりますし、この勝坂ルートも全般的に高度感をふんだんに味わえるルートなので、高所が苦手な方、鎖場やロープを使っての登山の経験が浅い方で、どうしてもこのルートにチャレンジしてみたい場合は、熟練の方に同行してもらうのがおススメです。

また、手を使うという事が多いルートなのでグローブは必須です。
落石にも注意です。
何度かかロープを使っての急降を繰り返し、先程の分岐点に到着します。

アントキノイワから登山口までは約40分くらいでしょうか。

あまり時間がない時でも楽しめるので、この勝坂ルート、僕は好きで1年に何度となく訪れていますが、危険個所は多いので、無理や悪ふざけはくれぐれもお控え下さいね。

それと、直射日光浴びっぱなしになりますので、今の時季はいつもより多めの水分補給と日差し対策をお忘れなく。

勝坂ルートを初めて挑戦する方をご案内した時の動画です↓

ぜひご参考にして安全にお楽しみください。

掲載の内容は取材時のものです。メニューや価格、営業時間、定休日など、最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。

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