莇ヶ岳から弟見山のカタクリロードを歩く
お店では、服・アウトドア用品・登山用品・スノーボード等を取り扱っていますが、今回は山の事についてクローズアップして発信できる機会を与えていただきました。
このコラムを読んで、興味を持っていただける方が増えたら嬉しいです。
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4月12日、莇ヶ岳から弟見山へ縦走してきました。
あらかじめ弟見山の屋敷林道登山口に車を一台置き莇ヶ岳側から入山。
残念ながら天候は小雨。
ですが山の中は霧がかり、独特の雰囲気。
こういう雰囲気は大好きです。
莇ヶ岳山頂までは急登が続きます。
莇ヶ岳は僕が初めて「登山」をした山。
鎖場にドキドキしながら、どこか懐かしい気分で楽しんだ思い出がある特別な山。
そんな莇ヶ岳に登るのは今回で4度目ですが、弟見山への縦走は初めてです。
莇ヶ岳には3つの鎖場があります。
1の鎖、2の鎖は直接登頂とは結び付きませんが、3の鎖は登りきると山頂の目の前に辿り着きます。
鎖場が不安な方や不慣れな方は迂回路があるので、そちらを歩くこともできます。
息を切らしながら鎖場へ着きましたが、この日は雨で岩肌が滑りやすくなっていたので、鎖場はパスして迂回路を歩きました。
山頂へ到着しましたが小雨と深い霧の為眺望は全く無し。
天気が良ければ、どこまでも続く中国山地の山並みが見渡せます。
一息ついて早速弟見山へ縦走開始です。
弟見山までは尾根道を歩くことになります。
霧がかった尾根道がすごく雰囲気が良く、しばらく気持ち良く歩けましたが、徐々にアップダウンが激しくなり、足が止まるようになりました。
この時季のこの縦走路は、カタクリの花が登山道の脇に咲くことで有名です。
この日は丁度見頃を迎えたタイミングで、弟見山山頂手前の数百m付近から徐々に可愛いカタクリの花を見ながら歩くことが出来ました。
体力的にしんどくなってきたタイミングでしたが、なんとなく賑やかになってきた登山道を歩いていると疲れも癒され、気分が高揚してきます。
色々な山でその季節に応じた様々な花の見頃があるので、植物の旬な山をめぐってみるのも登山の楽しみ方のひとつです。
弟見山の山頂へ到着した頃には雨も止んでいました。
ここでゆっくりとランチタイム。
いつも各々で昼食を用意してきますが、この日は山仲間がステーキをご馳走してくれました。
幻想的な雰囲気の中でいただく霜降り肉のステーキは絶品で、また活力が湧いてきました。
下山はまたカタクリロードを引き返し、途中の分岐から屋敷林道方面へ。
しばらくは設置されている補助ロープを頼りながら急勾配を慎重に降ります。
急勾配を抜け、なだらかな登山道に変わってきたタイミングで陽が差してきました。
歩き続けていると登山道は林道に変わり、同じような谷地形、カーブを何度も繰り返すので、ずっと同じ道をループしてるような錯覚に陥りますが、谷を流れる沢の水量、生えてる植物などが微妙に変わっているので、その辺りに注目しながら歩くと楽しい下山道です。
最終的に沢沿いを歩く道に変わり、弟見山屋敷林道登山道入口に到着。
休憩を頻繁に挟んだので、総時間7時間ちょっと、総距離約8キロでした。
華やかで可愛いカタクリロードに癒されながらの縦走、良い時間を過ごせました。
今回もまたこの日の様子をYouTubeにアップしていますので、記事と併せてご視聴ください m(__)m
※記事の内容は2022年4月時のものです。
※山の天気は変わりやすく、危険を伴う場合もあります。
登山・ハイキングの際は、無理のない工程で、細心の注意を払っておでかけください。