黄金色の秋吉台
お店では、服・アウトドア用品・登山用品・スノーボード等を取り扱っていますが、今回は山の事についてクローズアップして発信できる機会を与えていただきました。
このコラムを読んで、興味を持っていただける方が増えたら嬉しいです。
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11月8日、秋吉台の龍護峰、おはち山を歩いてみました。
お客様に丁度今の時季はススキが綺麗だと教えてもらい、前の週は島根の赤谷山で紅葉を満喫していたので、また違った秋の景色を見てみたいと思い、お勧めされたコースで歩きました。
秋吉台家族旅行村の駐車場に停めてスタート。
おはち山から龍護峰を周る周回ルートですが、スタートもゴールもこの家族旅行村内を通ります。
駐車場は季節によって閉門時間が異なるので注意が必要です。
登山道スタート直後はしばらく森の中を歩きます。
秋吉台の開放的なイメージとは違う森の中ですが、所々に石灰岩があり、やはりカルスト台地の一部であることを感じます。
15分から20分程で視界は一気に開けて、慣れ親しんだ秋吉台の広大な風景が表れてきます。
と同時に、辺り一面に広がるススキに圧倒されました。
まずはここから、正面やや右に見える小高い丘のようなおはち山を目指します。
勾配は急ではなく標高差もトータルで200メートルほどなので、登山というよりはハイキングという感覚。
ただやはり滑りにくい靴と水分は必須です。
目に映る台地全てにススキが並び、その景色に気分も上がりなかなか歩みが進みませんでした。
おはち山の山頂付近で振り返ると、ここでも広がる絶景。
秋吉台は何度も訪れていますが、この季節の秋吉台の魅力に取り付かれてしまいました。
実はこの日は夕方の日が傾き始めた時間帯でススキを見たかったので、14時半に入山しました。
駐車場の閉門時間が17時半だったのでそれに間に合うように戻らなければいけませんでしたが、まだまだ時間には余裕がありました。
おはち山山頂からは龍護峰が見えてきますが、ここから見る景色がまた素晴らしくて足が止まります。
次第に日が傾いてきて、ススキが黄金色に輝いていました。
振り返り、辺りを見渡し、少しづつ歩を勧め、龍護峰に到着しました。
山頂大地は草刈りが丁寧に行われていて、ゆっくりコーヒーを淹れてくつろぐことが出来ました。
空が赤くなるまでここで待機しようと思いましたが、駐車場の閉門の時間と、薄暗くなってから森の中を歩く恐怖を想像し、やはり早めに下山することにしました。
下山中も立ち止まっては景色を眺めながら歩き、入山した所とは別の森に入りました。
秋吉台はルートは明瞭なのも魅力です。
次の目的地をはっきりと決めておけば、分岐点の案内板通りに進めば迷うことはないと思われます。
少し暗くなり始めた森を10分程歩くと家族旅行村に到着です。
約4キロ、2時間半の行程。
たっぷりと秋を堪能しました。
身近に感じながらまだ知らなかった秋吉台の魅力を知ることが出来て、良い一日を過ごせました。
登山に丁度良い気候になってきました。
旬な山を見つけて、安全第一で楽しんで下さい。