はじめまして。
今回から「山」のコラムを担当させていただくことになりました、やっさんといいます。
周南市にあるライフスタイルショップ「BEANS」で、店長として、服、山、スノーボードなど、趣味を生かした毎日を送らせていただいております。
お店のブログなどで自分の休日の過ごし方などをお話しさせていただいていたのですが、自然の中の綺麗な景色や瞬間などを伝えるには映像の方が手っ取り早いのではと思い、最近ではYoutubeにアップ。そこでトライアングルのスタッフさんの目に留まり、今回からのこのような機会を与えていただきました。
ご紹介させていただく山行の記事も、映像と合わせて読んでいただくと、より空気感や息遣いまでも伝わると思います。
お付き合いのほどよろしくお願いします。
2月9日火曜日。
晴天。
宇部市にある荒滝山、日ノ岳へ行ってきました。
同行メンバーは当店のオーナーがんさんと、トライアングルの名物スタッフ、池さん。
荒滝山は別名「吉部富士」とも呼ばれるらしく、見る角度によっては富士山のような整った形みたいですが、登山口にある駐車場から見える山容はこんな感じです。
この駐車場にあるトイレは清潔感もあり綺麗。
これは嬉しいポイントです。
登山道を含め、地域のNPO団体の方々が管理、清掃してくださっているようです。
駐車場も10台程度のスペースがありそうです。
もはや荒滝山のアイコンとも言える登山道入り口のこのオブジェ。
何か深い意味があるのでしょうか?
特殊な部族が潜んでいそうな気配です・・・
登山道もやはりよく整備されていてとても歩きやすいです。
安心して歩けるので、初めての方にもお勧めできます。
荒滝山山頂までは急登が続きますが、僕等の様にのんびり歩いても1時間ほどで到着します。
荒滝山山頂は、江戸時代にはのろし場が置かれていたそうで、山城跡としても県内では最大級だそうです。
山頂の地形も他の山とちょっと違っていて、その辺りもきっと見どころなのですが、僕はそのことを、今これを書いている時に知ったので、先に調べておくんだったなとちょっと後悔。
登山の時は事前にその山についてちょっとググっておくことをお勧めします。
それにしてもこの日は晴天で気温も低く、空気が澄んでいて景色が綺麗でした。
写真には写っていませんが、山頂からは秋吉台やきららドーム、国後半島まで見えています。
山頂が見晴らしの良い山は、
登る→あ~気持ちいい→ごはん→休む→降りる。
という、The登山が味わえるので初めての方にもお勧めです。
ここから折り返して帰るのもアリですが、まだ時間も体力も余裕があったので次の、日ノ岳へ向かいました。
しばらくアップダウンを繰り返す行程が続きます。
陽射しを遮る木々のおかげで暑くなり過ぎないのが救いです。
山を歩いている時、気を付けておきたいのが体温調節です。
吸汗速乾性の高いインナーをベースに、季節や気温によって着るモノを変えますが、行動中も面倒くさがらずに脱いだり着たりして、寒さや熱によるオーバーヒートを防ぐのがポイント。
特に風通しの良い開けた山頂などは気温も低く、登りで温まった体が冷えて、寒さを感じることも多いので、レインウエア等を上手に使って体温調節すると良いです。
ほどなくして日ノ岳到着。
ここ、標高486メートル。
さっきまでいた荒滝山は459メートル。
そしてここから荒滝山を見てびっくりです。
わざとらしさを感じるほどのカタチ。
さすが吉部富士です。
吉部富士を見ながら食べるカップラーメンが美味しそうです。
ここからは一気に下山。
相変わらず気持ち良く歩ける登山道。
山の雰囲気も好きな感じです。
しばらく進むと獣除けのゲートが道をふさいでいます。
簡単に開かないように、鉄の棒とロープで閉めてありますが、ここは慌てて引き返さなくOKです。
落ち着いてロープをほどき、鉄の棒を抜いてゲートを開けてください。
ただし必ず元通りに閉めておくこと。
その先にもさらにもうひとつ同じようなゲートがありますが同じ手順で。
いったんアスファルトの道に出て、また少し山道へと続きます。
終わったと思ったらまた登りだ、と池さんは怒ってましたが。
10分ほどでスタートした駐車場へ戻ってきました。
このルートは荒滝山から日ノ岳を周れる周回ルート。
山頂で折り返すピストンルートとと違って、登り降りが同じ景色ではないので気分的にも楽しめます。
他にも色々なルートがあるので体力や時間に合わせて計画を立てると良いと思います。
登山初心者の方にもお勧めの山です。
ちなみに所要時間はのんびり歩きながらたっぷりとした休憩を入れて5時間半、歩いた距離は5.6キロでした。
さて、次はどこに行こうかなぁ。
荒滝山の動画はコチラ↓
https://youtu.be/vgf7OIngyV8
掲載の内容は2021年2月取材時のものです。