濃厚な豚骨スープと柔らかめの中太麺が特徴の宇部ラーメン。このソウルフードが根付く宇部エリアで、今、新たなラーメンの波が押し寄せています。宇部ラーメンが築き上げた文化とともに、最近では味噌、塩、つけ麺など、個性豊かなジャンルのラーメン店が続々と登場。
今回は、宇部のラーメンシーンを牽引する2つの新勢力、「YUTAKA」グループと「長州屋」グループに特に注目。それぞれのこだわりと、一杯に込められた熱い想いを徹底的に解剖します!
つけ麺(200g) ¥1,000~
『YUTAKA』は、ラーメン店開業の夢半ばで亡くなった社長のお爺様の名前と創業者3人の名前から。
宇部を中心に、山口のつけ麺文化を広めたのが「YUTAKA」グループと言っても過言ではないでしょう。始まりは2013年、関東からUターンしてきた3人の若者がオープン。当時、山口では馴染みが薄かった魚介豚骨つけ麺を選んだのは、“僕らが食べた時の感動を地元の人にも!山口県につけ麺文化を”そんな文化ごと提供したいと考えたからでした。
彼らの看板メニューは、もちっとしたコシのある極太麺に、魚介と豚骨の旨味が溶け込んだ濃厚なつけ汁。今や県内外に多店舗展開する人気店へと成長しました。「人の心を、街を豊かに」をモットーに、業態にとらわれず新たな食文化を提供しようと奮闘する彼らの挑戦は、これからも続きます。
▪宇部本店
所》宇部市中村3-7-21
℡0836-43-9636
☆Instagram(@yutaka_ubehonten_)
▪周南店
所》周南市久米3092-1
℡0834-33-8809
▪小倉店
所》福岡県北九州市小倉北区魚町2-4-14
℡093-967-1680
☆Instagram(@tsukementencho)
・他、麺のプロデュース店として「ユタカ借りてます」「肉肉らーめん 四代目YUTAKA」「ラーメン 腹ペコ」「つけ麺専門店 二九代目YUTAKA」「三代目YUTAKA」「豚骨二刀流 五代目虎一」「湾岸ラーメン食堂」があり
特製味噌らぁめん ¥1,080
厚切りチャーシュー2枚とシャキシャキの白髪ネギをのせた渾身の一杯。
“地元宇部のラーメン文化を盛り上げ、味噌ラーメンを県内にひろげたい!”そんな想いから立ち上げた「長州屋」店舗は現在、宇部市に4店舗、山陽小野田市に1店舗を展開。ご当地味噌ラーメンの先駆者として、その地位を確立しています。
看板メニューの味噌ラーメンは、県内産の麦味噌と北海道赤味噌をブレンドした特製の味噌だれが決め手。こだわり抜いた味噌だれは、提供直前まで麹菌を生かすために、日々発酵具合を見極め、徹底した温度管理の下で湯煎しているという徹底ぶりです。鶏ガラと豚骨のトロみのあるスープに合わせた味噌ラーメンは、小麦の香りを生かした多加水麺がたっぷりと絡んだ至福の一杯です。
和牛ホルモンを使った『とろ旨ホルモンヌ¥1,260』も話題。
▪厚南店
所》宇部市黒石北3-2-27
℡0836-43-9901
☆Instagram(@choshuya_konan)
▪東岐波店
所》宇部市東岐波4896-2
℡0836-39-7600
☆Instagram(@choshuya_higashikiwa)
▪神原店
所》宇部市東梶返4-9-40
℡0836-52-7222
☆Instagram(@choshuya_kamihara)
▪川上店
所》宇部市川上201-1
℡0836-39-5455
☆Instagram(@choshuya_kawakami)
▪小野田店
所》山陽小野田市中央2-5-8
℡0836-52-8770
☆Instagram(@choshuya_onoda)
ラーメン¥750
宇部のラーメンシーンを語る上で、やはり外せないのが「中華そば 一久」です。宇部ラーメンの知名度を高めた一大チェーンとして、今も多くのファンを魅了しています。
最大の特長は、国産豚骨100%使用の濃厚豚骨スープ!長時間じっくりと煮込みながら、こまめな血抜き・アク取り・釜変えを行うことで、より濃厚でこってりとした味わいを生み出しています。
そんなスープによく絡む生細麺と、一つひとつ丁寧に手作りされる具材とのバランスも絶妙です。濃厚なコクがありながらも後味はすっきり。一度味わえば虜になる、唯一無二の味がここにあります。
【西岐波店】
所》宇部市西岐波区山村前
☎0836-51-5971
営》11:00~22:00
休》月曜(祝日の場合は火曜)
P》あり
http://www.ikkyuu.com/
・ 他7店舗(東岐波店、新川店、岬店、川上店、小野田港店、小野田バイパス店、下松店)あり
※記事の内容はタウン情報トライアングル2025年9月号掲載時のものです。メニューや価格、営業時間、定休日など、最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。