さくらっ子パンや牛乳パン。山口県民なら『ああ!』となるお馴染みローカルパンです。小さなころからお腹を満たしてきたこれらのパンは、創業90年を迎えた「松月堂製パン」から生まれました。今回は「松月堂製パン」にお邪魔して、ロングセラーの3強パンの生い立ちやエピソードを聞いてきました!
山口県を代表する製パン会社「松月堂製パン」。1934年(昭和9年)創業以来、山口の地で長きにわたり、パンを通じて人々の食卓を彩ってきました。
どこか懐かしくも、温もりのある味わい…そういった印象が残るのも「きちんとした材料で、きちんとした製法」を徹底しているから。
昔からの信頼ある企業や生産者の素材を使い、シンプルで日々安心して食べられるパンづくりを大切にされています。現在は個包装パンや学校給食のパンなどの工場生産をはじめ、焼きたてのパンを提供するベーカリーを県内外で9店舗ほど展開中です。
個包装パンの中でも、50年以上の長い歴史を持つのが「ピーナツパン」「牛乳パン」「さくらっ子」。いわば山口県民にとっては大切なソウルフードです!
2023年9月には燃料や材料費の高騰により、包装パンの生産中止を一旦決断するも、発表とともに「やめないで!」の声が殺到。あまりにも反響の大きすぎて、包装パンを続行することに。そんな伝説級のエピソードにも至った愛され続けるパンたちです。
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ピーナツパン
白いフォンダンと茶色のココアクッキーの組み合わせがクセになる「ピーナツパン」は、1957年に登場。発売開始から60年を軽くこえる超ロングセラーです。当時はサイズが現在の2倍ほどの大きさがあったため「ぞうりパン」と呼ばれていました。
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さくらっ子
1965年に登場したさくらっ子はおまんじゅうをイメージして生まれた、大ベストセラーの菓子パン。 さくらっ子は焼きではなく蒸して作られる、こしあん入りの蒸しパンです。
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牛乳パン
1960年に生まれ、販売から60年以上。松月堂製パンといえばコレ!という方も多いはず。2本の生地をねじって作られた、ふわふわ柔らかなソフトなパンは、子ども達の栄養がとれるようにとの想いで作られました。
「松月堂製パン」は昔ながらの味をずっと守り続けながらも、時代の変化とともに改良や進化を続けられています。近年は、地域や地元企業とのコラボレーションにも注力。地産地消を大切にしながら新しい試みにも積極的に取り組み続けられているので、これからのあらたな商品にも注目です!
所》宇部市今村北4-25-1
☎0836-51-9611
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☆Instagram(@shogetsu_do_ube)
※掲載の内容は月刊タウン情報トライアングル2024年10月号掲載時のものです。最新情報と異なる場合があります。