今回ご紹介する塚原直登ルートは、危険個所が複数あります。
高所が苦手な方や岩場に不慣れな方は塚原ルートの分岐を、直登方面ではなく本登方面へお進みください。
山口県内でも一番人気の山でもある右田ヶ岳。
僕も何度も訪れている山ですが、これまでは天徳寺からのルートを数回と、勝坂ルートを複数回登っているだけでした。
今回は難易度は高めと言われている塚原直登ルートにチャレンジしてみました。
塚原ルート麓には、広い駐車場があるので安心して駐車出来ました。
しばらく森の中を進むとすぐに、急登気味な個所が増えてきます。
補助ロープを使ったり、手で岩を掴んだりする個所も多いので、グローブがあった方が良いと思います。
分岐点を直登方面に進むと、ここからは急登というか、手を使ってよじ登るような個所が増えてきます。
岩場のひとつひとつが割と大きめなので1歩が大きくなりがちになってきます。
なるべく大きく足を上げずに登りたいところですが、安全な足場を探すとどうしても足が開いてしまいます。
補助ロープ無しの大きな岩場もありますが、3点支持を心掛けて慎重に足場と掴む場所を確認すれば、意外とスムースにクリアできます。
が、
山頂下の通称「ちょくちょく岩」。
ここは下から見ると1ヶ所ほどオーバーハングしてるように見える部分があります。また補助ロープ無し、下の景色も丸見えの結構な高度感で、ちょっとひるんでしまいます。
半分ほど登ってみましたが、自分と同行者を含めて少し不安を感じたので、今回はパス。
巻き道ルートがあるので、無理をせずにそちらを選択しました。
この日は気温も低く、この辺りから雪が舞い始めました。
巻き道をクリアすると山頂フラッグのすぐ下に到着。
雪と一緒に冷たい風も吹いてたので、風を避けられる場所まで移動して休憩しました。
下山は本登ルート。
景色を見ながら下山できる個所が多く、展望ポイントもあり、歩いていて気持ち良い登山道でした。
危険な個所の多い塚原直登ルートは、補助ロープや巻き道もありますが、いたるところで高度感をたっぷりと味わうようになります。高所が苦手な方や、岩場を登ることに不安を感じる方は、本登ルートをチョイスした方が良いかも知れません。
それにしても右田ヶ岳は、ルートによって色々な楽しみ方が出来る山。
人気の高さを再確認できた一日となりました。
今回もまた、Youtubeにこの日の様子をアップしていますので、よろしければ併せてご覧ください。
掲載の内容は取材時のものです。最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。