「大満足のリノベーションです。楽しみながら打ち合わせができましたし、住んでみると快適で、ますます愛着が湧いています」と話すのはMさんご一家。ご主人の実家である築83年の古民家をリノベーションされました。大切に住まれていたことからお家の状態は良かったそうですが、事前の調査で家が傾いている(!)ことが判明。こういうことは古民家リノベーションにつきもので、家の状態によっては施工をお引き受けしない場合もある、というNAGOMIYA・河村代表の責任ある姿勢にもMさんの信頼が高まり、依頼の決め手になったといいます。
当初はリフォームの予定でしたが、打ち合わせを重ねるうちに夢がふくらみ、利便性の面からも家全体をリノベーションすることに。将来的に息子さん一家が住むことを考え、耐震性と断熱性を高めることを最優先に、バリアフリー化も行いました。また「古材を活かしたい」という息子さんの思いから、柱や梁を残し、その存在感が際立つ和モダンの空間に。古民家リノベーションの特殊性を理解し、それに応えられる経験値と技術をもつ職人・スタッフ陣がいるからこそ、実現できたリノベーションといえます。
約半年かけて生まれ変わったMさんのお家は、家族の思い出と未来を物語る、世界にひとつの家。幸せな空気に満ちていました。
Before
元は昔ながらの田の字型の空間でした。
After
ヒノキの無垢フローリングが美しいリビングに変身。特殊な技法で残した中央の柱は、Mさんご一家のお気に入りです。
Before
After
玄関の天井は塗り替えず、元のままを残しています。
空間のアクセントになっている欄間は、奥様のご実家から移設したもの。
柱には背くらべの記録がそのまま。
夜のリビングの天井。梁が浮かび上がるように照明を当て、昼とはまた違う雰囲気に。
「ほぼ1日中リビングにいますが、冬でも暖かくて快適です」と奥様。
天井や壁は、漆喰や珪藻土などの自然素材を使用。部屋によってはクロスも使います。
リノベーションの経過をおさめたフォトブックは、息子さんの作。
岩国市今津町5-4-1-101
問》 0827-28-1303
営》9:00〜18:00
休》日曜・祝日
P》あり
https://www.iwakuni-nagomiya.com/
NAGOMIYA・河村功代表。一級建築士の資格をもち、リノベ・新築を問わず真摯に向き合います。