※写真は琴崎八幡宮の様子
夏は、日本の神社が一年で最も魅力的な表情を見せる季節の一つです。暑さを忘れさせてくれるような涼やかな風鈴の音、色とりどりの花手水、そして夏ならではの祭事。山口県内には、そんな夏の風情を心ゆくまで堪能できるお寺や神社がたくさんあります。
今回は、夏の風情を五感で感じられる山口県内の神社をご案内。心なごむ神社巡りで、日々の喧騒を忘れ、夏の風情を心ゆくまで堪能してみませんか。
・夏詣 7/1㈫~8/31㈰
半年間の感謝と祈りを込めて行われる、山﨑八幡宮の夏詣は今年で3年目。自然の涼を感じられる取り組みが、今年も盛り沢山です。例えば境内では約500個の色とりどりの風鈴を設置!今年は絵付けができる奉納風鈴もあり、奉納と持ち帰りが選べますよ。また爽やかなクリア御朱印(数量限定)も7・8月限定で登場する他、鮮やかな花手水や花天井、打ち水アートも必見です。
※写真は過去の様子
・風車&風鈴まつり 7月~9月
桜の名所でもある神社では、7月から参道の風車約800個が涼やかな風に乗って元気よく回ります。今年は風車とともに、感謝提灯と特別な「砂張風鈴」が一緒に飾られます。風鈴の澄み切った美しい音色に耳を傾ければ、心まで清められるはず。8/10㈰には敷地内で「金家来神社例祭&七夕まつり」も行われます。
青銅製の砂張風鈴は、美しい音と余韻の長さも特長。
夏越大祓・茅の輪くぐり神事の様子。今年は8/1㈮ 10:00~。
※茅の輪は8/1㈮~15㈮迄設置
・納涼 風鈴まつり 7/19㈯~9/7㈰
琴崎八幡宮の夏の風物詩である「納涼 風鈴まつり」。境内を彩る数千個の風鈴は近くで観賞はもちろん、10種類ある風鈴からお好きなものを選び、短冊に願い事を書いて奉納できます。またこの期間中はかき氷やドリンクなどキッチンカーも定期的に来場予定。盆踊りやライブなど、内容盛り沢山な「夏まつり」(8/2㈯ 17:00~21:00)もお楽しみに。
鈴の音の清らかな響きは、禍を祓う力があると信じられています。
・七夕飾り 6月下旬〜8月末
西宮ゑびす三郎神を祀り、芸能や商売繁盛にご利益があるとされる西宮八幡宮。6月下旬~8月末までは、「夏越大祓」にあわせて短冊や吹き流しの七夕飾り、地元アロマセラピストによる花手水が境内を彩ります。短冊も置かれているので、自由に願い事を書いてみて。7/27㈰の夏越大祓ではマルシェや特別企画も行われます。
この地はかつて、干潟の海辺だったことから地名が「宇部」になったと云われています。また藤の花が多数咲く場所だったこともあり、現在境内には造花の藤が飾られています。
夏越大祓8/1㈮ 10:00~
夏越大祓にあわせて、7月末~8月中旬頃まで茅の輪も設置されます。
・風鈴・ビー玉手水 7月中旬~9月中旬予定
・風車 9月中旬~11月中
※大風車は7月中~
有帆から高千帆の一部までを鎮守する氏神様。ここでは季節ごとに参拝客を楽しませる心配りが行われ、7月中旬からは涼やかな風鈴棚とビー玉手水が設置されます。さらに運勢を正して順風満帆にする御祭神にちなみ、9月中旬からは飾りが風鈴から風車へとバトンタッチ。宮司特製の大風車や風車みくじなども登場するので、目と耳から涼を感じてみて。七夕祭は8月初旬~中旬に行われる予定です。
・花手水
7/19㈯~21㈪、26㈯・27㈰、
8/3㈰午後~5㈫、13㈬~15㈮
彦島の守り神として親しまれる彦島八幡宮。“参拝客の気持ちを和ませたい”と季節や行事ごとに彩られる花手水が、夏も期間限定で楽しめます。8/3㈰午後~5㈫迄は日帰り林間学校に参加する地元小学生たちによる花手水を、8/13㈬~15㈮迄は終戦80年にあたり平和を込めた花手水を予定。花手水にちなんだ御朱印もお楽しみに。7/29㈫ 17:00~は夏越祭(神事のみ)が行われます(※茅の輪は6/28㈯~7/30㈬迄設置)。
掲載の内容はタウン情報トライアングル2025年7月号掲載時のものです。最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。