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【長門】入浴が10倍楽しくなる!!温泉マニアの目線。

俵山温泉 白猿の湯

温泉をさらに深く楽しむ方法を聞いてみた。

✳︎トライアングル2020年2月号「温泉特集」連動企画✳︎
本誌2月号記事で、山口県のおすすめ掛け流し温泉を教えてくれた温泉カメラマン・中野一行さんのお話から、誌面にのせきれなかった部分をwebでご紹介!これを読めば、温泉に入るのが10倍楽しくなることうけあいです。

●お話をきいたのはこの方

中野一行(なかの かずゆき)さん

《プロフィール》
宮城県塩竈市出身・広島県在住。’01年からフリーでカメラマンとして活動中。広告・全国誌などの撮影を手がけ、最も得意なのは“温泉撮影”。2つ星温泉ソムリエ、温泉入浴指導員などの資格を持ち、2018年12月には自身が入浴した62箇所の温泉を撮影・紹介した著書『中国・四国かけ流し温泉ガイド』も出版。
https://onsen-photographer.amebaownd.com

●源泉の“個性”を愉しむのが醍醐味

「温泉は源泉ごとに個性があります」と中野さん。中野さんの考える温泉の魅力とは、「源泉の個性をできるだけ“ピュア”な状態で楽しむ」ことだそうで、ピュア度を左右するのはこちらのポイントなのだとか。

つまり…
利用しやすい温度で湧く源泉を、すぐ湯船に送ることができ、
非加熱・非加水・掛け流しなら最高!というわけなのです。

●かけ流しは「下流から上流へ」

中野さんにおすすめの入浴方法を聞いてみると、上記のようなお言葉が。ど、どゆことー!?温泉に上流・下流なんてあるの!?と驚いていると、さっそく解説してくださいました。この写真をごらんください。

俵山温泉 白猿の湯 1号湯

A:上流。“湯口”ともいい、源泉からここを通って、湯船にお湯が入ります。
B:下流。“湯尻”ともいい、ここからお湯が外へ出ます。

お湯はA→Bに流れる。
入浴はB→Aの方向に、ということですが…なぜ?

中野さん「最初はB周辺から入浴を。A周辺から入ると体の汚れが湯船全体に広がりやすく、他の方たちのことを考えると避けた方が◎です。」

なるほど。

中野さん「温まったらAに向かい、上がります。新鮮なお湯を最後に浴びて出た方が、温泉成分が体に残りやすくなりますよ」

【まとめ】中野さん流・掛け流し温泉の入り方

1・まずは体を洗ってきれいに!
2・浸かるのはBの近くから。
3・温まって、上がるのはAの近くから。

…知らなかったー!
温泉をよく知る方ならではの深い楽しみ方ですよね。
かけ流し温泉に入るときは、上流・下流を意識して
より温泉成分の恩恵を受けようではありませんか!!

こんな風に独自に温泉を楽しむ中野さんの、お気に入りの山口県の温泉は「俵山温泉」(長門市)!よりピュアな温泉、という目線から「白猿の湯」の1号湯、「町の湯」の1号湯が特におすすめだそう。俵山ののんびりした風景とともに、良質なお湯を楽しんでみてくださいね。

俵山温泉 ☎︎0837-29-0001
温泉施設は「白猿の湯」「町の湯」の2か所。詳しくは公式HPをごらんください。
http://tawarayamaonsen.com


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