~History~
人口1万人に対するやきとり店の数が、全国トップクラスを誇る長門市。その歴史を辿ると「水産業」の存在に行きつきます。
当時、かまぼこ生産の副産物として魚のアラが豊富に手に入っていたことから、これを活用するべく鶏のエサとして使用。すると農家の副業として養鶏業が盛んになっていきました。こういった背景もあり、市内に養鶏専門の協同組合が誕生。
新鮮な鶏肉がすぐ手に入る好条件が揃い、やきとりをはじめとした鶏肉文化が長門市で発展していきました。
1. 玉ねぎで肉を挟む串焼きタイプ
具材には一般的な長ネギではなく玉ねぎを使い、肉と交互に刺す串焼きタイプです。ここにちぎりキャベツを添えるのが、長門やきとりの定番スタイル。
2. お好みでガーリックパウダー・一味・七味唐辛子を
大半の市内やきとり店には、ガーリックパウダーと一味・七味唐辛子がスタンバイ!中にはゆずきちの柚子こしょうが置いてあるお店もあり、お好みでかけて召し上がれ。
3. やきとりのお供は新鮮な海産物
日本海に面し、豊富な海の幸と出会えるのも長門市の魅力。やきとり店でありつつも、新鮮なお刺身や干物などの海産物を味わえるのも醍醐味です。
問》長門市観光政策課 ☎0837-23-1137
1947年に開店し、創業77年になる町一番の老舗やきとり店。今年3月に約50m先の長門市駅すぐそばに移転し、より快適に過ごせるようになりました。とはいえ、朝〆のお肉を朝7時から手刺しし、目の前で焼き上げてくれるスタイルはそのまま。鮮度を大切にする心意気や伝統の技で守る味わいで、変わらずお客さんたちを魅了し続けています。
所》長門市東深川駅前911-58
☎0837-22-0617
営》14:00~21:00
(20:30 L.O)
休》火曜 ※祝日の場合は営業
P》なし
創業1989年、長門のやきとり文化を支えるお店の代表格『ちくぜん』。豊富な串メニューをカジュアルに楽しめる総本店と道の駅センザキッチン店のほか、地元食材を使った料理が揃う食堂なども手がけています。道の駅や温泉街などお店の立地や女性も入りやすい雰囲気作りなど、店舗ごとに誰でも気軽にやきとり文化を楽しめる工夫がいっぱいです♪
【総本店】
所》長門市東深川892-1 金の鈴2F
☎0837-22-0735
営》17:00〜22:00
休》日曜
P》6台
https://nagato-chikuzen.com/
掲載の内容はタウン情報トライアングル2024年6月号取材時のものです。メニューや価格、営業時間、定休日など、最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。