神秘的な蒼き水をたたえ、日本名水百選にも選ばれた湧水池『別府弁天池』。
その裏手に、観光ぶどう園を発見しました!
カルスト台地 秋吉台と名水が育まれる地形…
そんな中で作られるぶどうは、やっぱり違うのか⁉
潜入取材をしてまいりました!
迎えてくださったのは、大呑さんご夫妻。
すてきな笑顔にほっとする、アットホームな雰囲気に包まれた空間です。
弁天観光ぶどう園の開園は、昭和56年。
現園主である大呑俊彦さんのお義父さんが、ぶどうづくりに最適な環境に目をつけ、仲間たちと栽培を始めました。
現在は大呑さんとそのご家族が1.3haもの広さの農園を管理し、約10種のぶどうを栽培しています。
例年であれば、シーズンインとともにぶどう狩りを楽しむ多くの人で賑わいますが、今年は新型コロナの影響で、ぶどう狩りの開園は断念。
それでも「やっぱりココのじゃなきゃ!」という根強いファンも多く、今年も直売所には常連さんをはじめ、たくさんの方がひっきりなしにお買い物に訪れていました。
そんな一度食べれば忘れられなくなるという噂のブドウ…さて、どんなお味でしょうか!?
早速、口にしてみました…
ハイ、間違いないです。さすがです!
1粒1粒がしっかり甘く濃厚!
スピード違反か!っていうほど、食べる手が止まらなくなりました。
(※個人差があります(笑))
そんな違いを確実に裏付けるのが、寒暖差の大きな気候とミネラル豊富な地下水、という地の利!
露地栽培でその恩恵をたっぷり受けたぶどうは、大粒で糖度が高いものばかりなんですね。
品種は、8月初旬のデラウェアに始まり、9月は巨峰や安芸クイーン、黄玉、ピオーネなど、特に粒が大きなものへと移り変わります。
それぞれ品種によって味わいの違いはありますが、これが“弁天ぶどう”として親しまれる所以。
開園シーズンに、足しげく通うファンが多いのも納得です!
もちろん、良質の味わいを支えるのは、地形の良さだけでなく、大呑さんご一家の努力によるものでもあります。
1年を通して作業があり、特に3月から10月頃にかけてはお世話に追われる毎日だとか!
しかも、今年のように梅雨時期に雨が多い年は一部が実割れし、商品にならなくなることもあります。
今年はもっと多くの人に知ってもらえるようにと、インターネット販売も開始。
パソコン仕事という慣れない作業にも懸命に取り組みながら、今年も変わらぬ品質のぶどうづくりを続けます。
時期》~10月上旬まで
(ぶどうがなくなり次第終了)
※今年は新型コロナウイルス対策のため、販売のみ
(もぎ取り、試食はなし)
持ち帰り》¥1,200~¥1,700/kg
(税込・種類により異なる)
※直売価格
オンラインショップ》https://benten-grape.net
☎0837-65-2801
所》美祢市秋芳町別府水上1576-1
※別府弁天池、厳島神社裏
営業時間》9:00~17:00
定休日》祝日をのぞく月曜
(10月上旬迄開園予定※ブドウがなくなり次第終了)
駐車場》あり
https://benten-grape.net(オンラインショップ)
☆facebook、twittetあり
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