※写真は岩国:宇野千代生家
お寺や史跡などの歴史ある日本庭園。
自然の景観や石、植栽、水などを使ったさまざまな様式のお庭は見応えがあり、奥深い世界が広がります。
四季折々の変化が楽しみながら、ほっと心がやすらぐお庭鑑賞を楽しみませんか。
明治から平成、98年の人生をドラマチックに駆け抜けた女流作家「宇野千代」が、朽ちかけていた生まれ故郷の生家を復元修理した家屋を利用した資料館。京都の厭離庵で見た野趣に富んだ庭に感銘を受け、それを模して作られた楓と杉苔が植栽されたお庭は、新緑の頃はもちろん、春は岐阜県根尾村から受け継いだ淡墨の桜、晩秋の紅葉シーズンの落ち葉と苔のコントラストなど、四季折々にいろんな表情が楽しめる工夫がされています。
所》岩国市川西2-9-35
☎0827-43-1693
開館時間》10:00~16:00
休館日》火曜(祝日の場合は開館)
料金》大人¥310、小・中学生¥100
駐車場》あり
http://www.unochiyoseika.jp/
約700年前に大内氏により創建された古刹。裏庭には室町時代に臨済宗天龍寺派の大本山 天龍寺の開祖・夢窓国師が造ったとされる、雄大な庭園があります。世界遺産にも登録されている天龍寺と同じ枯山水庭園で、岩肌を枯れ滝に見立てた配置など、見事な作庭技術が随所に。樹齢約300年の鮮やかなキリシマツツジや、秋は紅葉も圧巻です。
所》岩国市横山1-10-27
☎0827-43-2734
https://www.youkouji.jp
1374年、大内氏により建立された臨済宗の名刹。本堂と書院そばでは、昭和を代表する作庭師・重森三玲が手掛けた6つの庭のうち、5つを観賞できます。潮音洞から流れる水を巧みに活かした枯山遺水式の「曲水の庭」や四方どこからでも愉しめる「地蔵遊化の庭」など、8年の歳月をかけた庭は時代様式から趣まで様々。また、敷地内には先代住職が各地より集めた数種類のモミジを植栽。夏は新緑、秋は鮮やかな紅色で境内を美しく包み込みます。
所》周南市鹿野上2872
☎0834-68-2010
拝観時間》9:00~16:00
拝観料》拝観料¥400
駐車場》あり
https://kanyouji.or.jp/
☆facebookあり
大正5年に完成した、旧萩藩主毛利氏の邸宅。東京ドーム1.7個分の広さの敷地には、回遊式の見事な日本庭園があり、国の名勝としても知られます。石橋や東屋などと自然が調和した、美しい風景を楽しみながら散策でき、季節によって様々な自然を満喫できるのも魅力。伝統と当時最新の建築技術が融合された邸宅は、内部を見学できますよ。
所》防府市多々良1-15-1
☎0835-22-0001
開館》9:00〜17:00
※入場は16:30迄
休館日》12/22〜31
料金》庭園:大人¥400、小中学生¥200、博物館:大人¥700、小中学生¥350
(※特別展の場合、大人¥1,000、小中学生¥500)
駐車場》120台
https://www.c-able.ne.jp/~mouri-m/
大内政弘の別邸として約500年前に建てられた常栄寺。その敷地内には雪舟により築庭されたと伝わる、禅味あふれる庭園があります。約900坪という広さを誇る庭園はまわりが木々に覆われた小道になっており、廻遊しながら観賞も。中でも変化に富んだ重要な視点は3つ置かれてあり、特に安定感のある本堂からの眺めにはつい時間を忘れてしまうほど。木々の揺らめきや鳥のさえずりなど、自然が奏でる音とともに心静かに過ごしてみて。
所》山口市宮野下2001-1
☎083-922-2272
開園時間》8:00~17:00
※11月~3月は~16:30
定休日》なし
拝観料》大人¥300、中高生¥200、小学生以下無料
駐車場》あり
http://sesshu.jp
県下最古といわれる庭園を有する古刹。「龍心庭」とも呼ばれる庭園は本堂の北側にあり、凛とした空気が漂います。潮の干満を池を使って表した「干潟様」は、宗隣寺と岩手県の毛越寺にしか現存していない貴重なもの!船が静かに停泊している様子を表した「夜泊石」も趣があり、いつまでも眺めていたくなるような空間です。
所》宇部市小串210
☎0836-21-1087
開館時間》8:00~17:00
料金》拝観料¥300
駐車場》あり
掲載の内容はタウン情報トライアングル2023年6月号取材時のものです。メニューや価格、営業時間、定休日など、最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。