店頭にいるとよく、
「登山を始めたいんだけど最初に登るのにおススメはどこ?」
という質問をいただきます。
体力の差のあるご家族で楽しみたいという方も多く、住んでる場所やどのくらいの時間を使えるか等でアドバイスをさせていただくのですが、今回の日暮ヶ岳はまさにそんな境遇の方にも最適な山でした。
2023年5月9日。
山口市徳地町の日暮ヶ岳へ行ってきました。
徳地青少年自然の家を目指し、建物下の広い駐車場が停めてスタートです。
ちなみに少し下の長者ヶ原運動公園にトイレがありました。
様々な施設のある自然の家ですが、まずは北東のフィールドアスレチックのある広場を目指します。
管理小屋と東屋を過ぎた辺りの右側から登山道です。
かなり整備の行き届いた登山道が続きます。
天気の良かったこの日、新緑の森が良い感じに日差しを遮ってくれました。
急登個所には木階段が設置されているので、登山に慣れていない初めての方にも歩きやすいのではないでしょうか。
尾根路も雰囲気が良く、鳥の囀りなど聞きながら急がずのんびりペースで歩くのがおすすめ。
山頂が近付くと、急登個所には階段ではなく補助ロープが設置されています。
落ち葉で滑りやすいので、山の歩き方に慣れないうちは、上りも下りもここはしっかりとロープに頼った方が良いと思います。
山頂は程よく開けていて山口方面の山々を見渡せます。
日陰もあるのでここはゆっくりと過ごせますが、そろそろ蚊やブヨが飛び始めますので、虫除けなどの対策は必須です。
山頂付近でギンリュウソウを見つけました。
下山時はさらに滑りやすいので注意が必要です。
ドスンドスンと歩かずに小さい歩幅で、足裏全体で着地しながら歩を進めるのが良いです。
もちろんここでは補助ロープも積極的に使うのがベストです。
今回は下山時は途中から登りとは別のルートを選択してみました。
こちらのルートも同じように歩きやすく、途中、沢を見れたりしてお勧めなのですが、僕が訪れた時は麓付近はヒノキの伐採が行われていたのか、登山道にも伐採後の1メートル位のヒノキの丸太が無数に散らばっていました。ルートを見失わないように注意が必要です。
下山口は登山口と同じ場所になります。
今回の日暮ヶ岳、登山初心者やご家族連れでも楽しむのに良い山でした。
花や草木を見ながら鳥の囀りの中、気持ち良く森を歩いて、見晴らしの良い山頂に辿り着く…という 登山の王道とも言える楽しみ方が出来ます。
ルートも分かりやすく整備が行き届いているのも有難いです。
ただしこれからのシーズンは、森の中とはいえ多少気温も上がりますので、十分な水分の用意と摂取、蚊やブヨなどの虫対策もお忘れなく。
今回の様子をいつものようにYoutubeにアップしておりますので併せてご覧ください。
※記事は取材時のものです。最新情報とは異なる場合があります。ご了承ください。