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【長門】香月泰男美術館「蘇―香月泰男作品修復の足跡―」

「風の海」1950頃

画家の愛した風景、色彩が現代に蘇る

香月泰男美術館とは

香月泰男の生家のすぐ前を流れる三隅川沿いに開けた山紫水明の町、長門市三隅。その中央にある温泉郷の丘陵に位置する『香月泰男美術館』は、自然豊かな山陰の風景とみごとに調和して建っています。
『ここが〈私の〉地球だ』と言ってふるさと三隅をこよなく愛した香月は、生涯故郷を離れることなく人間愛と平和をテーマに創作活動を続けました。 彼の作品の多くは、長年香月家で大切に保管されていました。当美術館は、ご遺族よりそれらの 作品の寄贈を受け、1993(平成5)年に開館しました。初期から晩年までの油彩画、香月独特の墨を使った素描画、「おもちゃ」と呼ばれる手のひらサイズのオブジェなど、多様な作品を収蔵しています。

 

企画展「蘇―香月泰男作品修復の足跡―」開催

本展は、香月泰男館所蔵の油彩画より、近年修復を行い蘇った作品を紹介する展覧会です。作品は経年に加え、光、温度、湿度や保存環境などさまざまな条件が影響し劣化が進みます。美術館は作品を“展示する”ことと“護り伝える”使命を担っており、今回の展覧会はその両方を知っていただく機会となるのではないでしょうか。絵画の修復過程とあわせて、蘇った作品たちをご覧ください。

会期/1月19日(日) ~5月24日(日)
開館時間/9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日/毎週火曜日、2月12日(水)
 ※2月11日(火)、5月5日(火)は特別開館
入館料/一般500円、小中高生200円

香月泰男美術館

長門市三隅中226
☎︎0837-43-2500
https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/kazukiyasuo/index.html


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