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【萩】山口県民のソウルフード「どんどん」は、なぜ愛される?

毎日食べても飽きない味。
うどんの老舗・どんどんの秘密を探る!

 県内外で34店舗を展開し、山口県民に馴染み深いうどん屋「どんどん」。毎日、そして何年も何十年も通い詰める多くのファンを生み出し続ける、その味の秘密と知られざる歴史とは…!?専務取締役の大島さんにその秘密を教えてもらいました。本拠地である萩市民の熱愛度調査もしていきます!!

どんどんの歴史

うどんの美味しさの秘密

知ってた!?萩市だけのどんどん事情

萩市民の熱愛調査

1)どんどんの歴史

 創業は昭和46年。一番最初の店舗は、間口四間、奥行き二間の小さなお店。萩市の商店街の辺りにありました。創業者は、当時「レストランスナダ」を経営していた現・社長の祖母様。天才的な舌の持ち主だったそうで、どんどんのうどんの味も一瞬にして作り上げてしまったという逸話も!

 その後、美味しさが口コミで広がり、各地に県内出店。特に、おのだサンパークに店舗が出来た時の反響は大きく、車が多すぎてお店になかなか辿り着けず、車を乗り捨てて来る人もいたそう(笑)
 
 40年を経て30店舗以上に増え、今では島根や広島、東京にも店舗を展開しています。

肉うどん¥480、かやくうどん¥430、のりむすび¥110、わかめむすび¥110(価格はすべて税込)。

2)うどんの美味しさの秘密と豆知識

 どんどんのうどんと言えば、あまめのおつゆにモチモチ麺。
 常に「毎日食べても飽きのこない味」を追い求め、各工程に丁寧なこだわりがあります。

●必ず店舗で取る出汁

 うどんのダシは数時間が命!鰹の利いた出汁は鮮度を大切に、お店で1日に3~4回、多い店舗では5~6回と、こまめに取っています。材料には、天然の利尻昆布や、サバ節作りの名人といわれる九州・天草のおばあちゃんが作った節などを仕入れて使用!

●茹で立ての釜揚げうどん

 特別にブレンドした小麦粉を使ったもちもち麺は、常に茹でたて!麺は約15分もかけて、茹でられています。
 しかし…疑問に思うことはありませんか。どんどんって、メニューの提供が速いですよね!?場合によっては、着席と同時に、店員さんがメニューを運んでくる光景もしばしば…。
 実は、その素早い提供を叶えているのが、“お客さんの来店を予測する”ことなんです。お客さんの波を事前に予想し、3つの鍋を使って時間差で茹で始めます。
 おかげで、我々は待たずに食べられるのですね。

●入れ放題のネギ

 各テーブルに置かれている、鉢にてんこ盛りに入ったネギ。主に萩、長門、下関、熊本の4軒の契約農家さんが作られた、安全と鮮度にこだわった逸品です。毎朝セントラルキッチンに届いたものが調理され、各店舗に届けられます。このネギを、お好きなだけ入れていいなんて、太っ腹!

●具材はできるだけ添加物不使用

 味や見た目を良くするための、添加物は使っていません。例えば、エビは無加水で自然のままの物を使用。仕入れ先にも添加物を使用しない食材を特注するなど、身体に優しい素材にこだわっています。

●いいものを安く!

 〝良いものをより安く〟を実現するために行ったのが、チェーン店化。チェーン店化の営業ノウハウを学ぶため、アメリカにも足を運び研究をされたのだそうです。

3)知ってた!?萩市だけのどんどん事情

 元祖的存在である萩市内の2店舗。歴史が長い分、昔ながらの仕様がそのまま残されており、他地域とちょっとだけ違う“特別”があることが、今回の調査でわかりました!

一. 実は丸天が入っているうどんがある。

 うどん定食やかやくうどんなどのメニューは、蒲鉾が一部だけ丸天になっている。

二. わかめむすびに具が入っている。

 どんどんの定番、わかめをまぶしたおむすびに、萩の店舗は梅やこんぶの具が入っている。

三. 七味唐辛子は2種類ある。

 粗めと粉末状の七味2種が、どちらも用意されているのは、萩市を中心とした一部店舗のみ。

四. 萩市では「肉わかめうどん」のことを、「たなかうどん」と言う。

 その昔、パートの田中さんが好んで食べていた肉+わかめのトッピングうどんが、評判を呼び、その名でメニュー化。萩市ではそのまま、メニュー名に名残りがある。※たなかうどん(肉わかめうどん)¥530(税込)

五. 萩市はうどん注文率が圧倒的

他地域は定食や丼ものがよく出る中、萩市の2店舗に限っては圧倒的にうどんを注文する人が多い。

六. 唐樋店のみ天丼がある。

 なぜか唐樋店のみ存在する、幻とも言える海老の天とじ丼。ちなみに下関・フレスポ宇部東店限定で、ごぼう天うどんというメニューもある。

唐樋店限定、天丼(海老の天とじ丼)¥580

4)萩市民の熱愛調査!

 山口県民のソウルフードでもある「どんどん」のうどんですが、発祥地である萩市民は、他地域よりも熱愛度数がかなり高い様子。常連さんにもお話を聞き、その状況を探ってみました。

伝説1) 連休にはどんどん渋滞

 「帰郷したらまず食べたい味」「年末はどんどんで締めて、年明けはどんどんで始まる」という声も多し。
 お盆やお正月帰省したら、まず「どんどん行」コースが当たり前⁉自然とできる大名(?)行列。

伝説2) 開店とともにモーニングで満席

 萩市でモーニングといえば、喫茶店のトーストではなく、うどんである。
500円でお釣りがくる安さも魅力の一つ!
※モーニングサービスは、かやくうどん¥340、肉うどん¥360、かやくうどん+むすび1コ¥400、肉うどんむすび2コ¥460など、通常時間より価格がお得です。

伝説3) 自分仕様のカスタマイズがある

 つゆ多め、肉汁多め、麺柔らかめなど、自分好みに注文。常連さんは自身の気に入ったメニューがあるため、あまり他のメニューは食べない傾向にアリ。
スタッフさんも常連さんの嗜好はしっかり把握されているので、「いつもの」で通じるよう。

伝説4) おやつにもどんどん

 学生なら学割を活用して、部活帰りに「どんどん」。夕方には自転車が店先にズラッと並ぶ。※学割うどん¥330~。

伝説5) おみやげに持ち帰りうどん

 萩出身の他県在住の方に渡すお土産は、やっぱり「どんどんが一番!」と思っている。

※一部、先入観も入っております。「そうなんじゃ~」と気楽に読んでいただけると幸せます。

 今回お話を伺った常連の高木さんは、週5はどんどん通いをされている方。朝・夕2食の日もあるそうです。「二日酔いで食欲がない時でも、どんどんのモーニングを食べれば元気になる」「1日行かないとそわそわする」とのお話もされ、「どんどん愛」に対する談義はとまりません(笑)。

 店内は、朝の開店と同時に、席が埋まることも多く、親子代々が通われる姿も。世代を超えて愛され続けられるうどんチェーン店。そこには山口の一つの文化がありました。

どんどん 唐樋店

☎ 0838-22-0761
萩市唐樋町30-1
☎0838-22-0761
営》9:00〜21:00
休》 なし
https://www.s-dondon.co.jp/
facebook、Instagram(@dondonsunada)あり


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