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【タウン誌編集部が案内!】クローズアップ 長門・俵山温泉①愛され続ける名湯を探る

古き良き文化も残る、
味わい深い温泉郷

長門を代表する温泉の1つで、約1100年の歴史を持つ俵山温泉。

白猿に姿を変えた薬師如来の導きにより発見されたと言われており、江戸時代には長州藩毛利家直営の湯治場として使われました。
そのため古くから湯治のまちとして、病気を治す目的で全国各地から訪れた方が長期滞在されていたそう。

現在、長期の泊まり客は少なくなったものの、旅館から外の温浴施設〝外湯〟に通うスタイルは昔のまま。温泉街には17軒の宿が軒を連ねており、しっとり風情ある光景と良質な湯を求めて県外からも多くの人が訪れます。

また、泊まらずとも定期的に通う方が多いのもこちらの特徴。アクセスがしやすくなった現代ならではの形で、今も湯治の文化が息づいています。

俵山温泉の湯治って?

医者いらず?!
お宿に長期滞在で
“温泉療養”

ここでは俵山の歴史も交えながら、湯治文化についてご紹介していきます。

湯治とは?
長期にわたり温泉に浸かることで、身体の痛みや不調を癒やして健康を保つこと。一般的には、食事を提供しない宿で自炊をしながら…というイメージがありますが、食事を提供する宿を利用する場合もあります。

俵山温泉でもかつてはその形が主流でしたが、時代に合わせて素泊まりなど手軽な宿泊プランを提供する宿も多くなっています。

かつての湯治場の
スタンダードといえば
“外湯”

旅館の外の共同温浴施設のことを外湯と呼びます。

ポンプなどの技術が発達する前は、源泉は自然湧出に限られていたため、温泉はとても貴重なものでした。湯を地域の共有財産として大切にしていた昔、湯治場ではこの外湯が一般的!

ただ、現代では各旅館に内湯があるのは当たり前になっており、この文化が残る俵山は、全国的にも珍しい地域です。

長ければ1カ月!?
湯治の滞在期間

1週間〜数週間、長ければ1カ月以上を温泉地で過ごし、1日数回温泉に通うのが良いとされています。古くから湯治場として栄えた俵山も、リウマチや怪我などの療養を目的に多くの人が訪れました。

現代ではリフレッシュなどを目的とした“プチ湯治”や“現代湯治”も多く、日帰りや1泊での温泉利用が多くなりました。

また、俵山温泉でも、道路が整備された今は、市街地から毎日のように通う人もいるそう。

昭和初期の湯治の様子(町の湯)

ここがスゴい!!俵山温泉

防長四湯に数えられ、県内外で人気の俵山温泉。その優れたポイントを5つご紹介!

1. 多くの人が
傷を癒しに訪れた、
抜群の泉質

俵山温泉は日本最高レベルのPH値9.8を誇るアルカリ性温泉。リウマチや神経痛に効能があるとされ、その泉質の良さから、「国民保健温泉地」に指定。「全国平成温泉番付」では横綱に選ばれ、“西日本一の温泉”と称されています。

湯治を終えて不要になった松葉杖の写真も残っています。

2. 酸化還元力の高い湯で、
ツルツルお肌に!

札幌国際大学・松田教授の調査により、俵山温泉には水素が豊富に含まれていることが判明!これにより強い酸化還元力を持ち、シミ・シワを抑え、肌の潤いに高い効果が期待できます。そのため浸かればお肌がツルツルに!

3. レトロな温泉街で、
気分はノスタルジー

山間の静かな土地に、昔ながらのレトロな街並み。外湯のみという独特なスタイルもあり、日帰り温泉を楽しむ人で賑わいます。その雰囲気も相まってノスタルジーな気分に浸れるのも魅力。

4. 自然に恵まれた、
豊富な5つの源泉

俵山温泉には5つの源泉があり、その内4つは自然に湧き出たもの。源泉ごとに効能は少しずつ異なり、温泉が発見されてから約1,100年の間、泉質も湯量も当時のまま湧き続けています。

5. 全国的にも珍しい、
外湯文化

ほとんどの旅館に内湯がなく、宿泊した場合も外湯を利用する俵山温泉。これは泉質と清潔さを守るためで、今では全国でも数カ所の温泉しか残っていません。

 
 

【日帰り入浴施設】

白猿の湯 はくえんのゆ


充実の設備が嬉しい白猿の湯。主に「川の湯源泉」を使用し、源泉かけ流しや5源泉を活用した混合泉の露天風呂も楽しめます。1階には地元の特産品なども販売する売店の他、足湯やペット湯(要問合せ)もあり。

\ CHECK /
●気軽に楽しめる足湯
気軽に利用でき、足がすべすべになると好評です。散策の疲れを癒して。

●ペット湯

ペット専用温泉で愛犬もリラックス。ドライヤーもあるので安心です。(予約制)

[施設DATA]
所》長門市俵山5172
☎0837-29-0036
営》10:00〜21:00
休》火曜、水曜、木曜
料》大人¥850、小学生¥620、乳幼児¥370
P》俵山温泉共同P利用
https://tawarayamaonsen.com/

②町の湯


古くから療養泉として親しまれている町の湯。源泉は施設内の敷地から湧き出ており、源泉かけ流しを満喫できます。朝から夜まで入浴できるのも魅力で、銭湯感覚で気軽に利用できます。施設内には飲泉場もあり。

\ CHECK /
●飲み湯

「正の湯源泉」の飲み湯。とろっとした口あたりと甘さで、飲みやすさ◎。

[施設DATA]
所》長門市俵山5113
☎0837-29-0001
営》6:00〜22:00
休》不定休
料》大人¥530、小学生¥250、乳幼児¥180
P》俵山温泉共同P利用 
https://tawarayamaonsen.com/

 
【俵山温泉の周辺スポットの紹介記事はコチラ】  

【タウン誌編集部が案内!】クローズアップ 長門・俵山温泉②町をそぞろ歩き

掲載の内容はタウン情報トライアングル2023年12月号掲載時のものです。メニューや価格、営業時間、定休日など、最新情報と異なる場合がありますので、事前にご確認をお願いします。


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