このコーナーは山口県タウン情報トライアングルのスタッフが、今気になることを挑戦・検証するコラムです。
といってもかなりゆる~いものなので、気楽にお付き合いいただけますと幸せます。
幼児期に、こたつの上のみかん食べたさに初めて立った食いしん坊。ふと思いたち、納豆の可能性を探るべく2021年元旦から納豆インスタを投稿開始(@n_a_t_t_o_h_710)。
インスタにて納豆アカウントをやっております、トライアングルスタッフ・ぺろりです。
インスタが開店休業状態になり、申し訳ありません…更新します…。
というわけで、今回は反省(?)の意味を込めての納豆企画です!
納豆を作ってみました~!わーーー!!!
厳密には「作る」というより「増やす」ですが(笑)。
当初は納豆をイチから作ろうと、ネットを調べていたのです。
一から作る方法を簡単にいいますと
というもの。納豆を作る納豆菌は、稲わらに多くいるんだそうですよ!
この方法、とても興味深いんですが、稲わらの入手先や発酵場所の問題と、素人が自作する稲わら納豆は“納豆菌以外のやばい雑菌”が増殖する可能性が高く、食中毒になると危険なのだそう!
これは気軽にお伝えしにくいぞ…と思いなおして、安全な方法として「増やす」ことにしました。
ヨーグルトを増やしていく感じですね。
自作よりインパクトは薄いですが、“菌の不思議”を感じられますし、お好みの大豆で納豆を作ってたっぷり食べたい、という方はぜひお試しを。
さて、いってみよ~!
②納豆(1パック)
「もうあるじゃん!」って言わないで…笑。
これから取り出した納豆菌で、納豆を増やします。
③容器など
使う道具の中で、とくに納豆に直接触れるものは熱湯につけて消毒し(やけど注意)、洗いカゴなどに干します。雑菌がつくのを防ぐため、容器はふきんなどで拭かず自然乾燥させます。
お湯はこの後も使うので、た~っぷり沸かしておきましょう。
④清潔なふきん(2枚)
水で濡らして絞って、電子レンジに1分以上かけて、熱々の濡れぶきんにしておきましょう。
1・大豆を茹でる。水煮なのでもう火は通ってますが、豆に水がかぶるくらい入れて鍋で2分ほど煮て、ホカホカの状態にします。
2・大豆を茹でている間に、納豆菌を取り出す。
納豆を清潔なボウルなどに入れて、80℃以上のお湯を注ぎ、よく混ぜる。
この“納豆湯”が大豆を発酵させてくれます。
・ヨーグルトメーカー
本来はヨーグルトの元種を入れた牛乳パックを入れて、乳酸菌が活動しやすい約40℃をキープして発酵させるものですが、納豆にもぴったり!ホームベーカリーの発酵機能を使うこともできますよ。
・保温水筒
持っている方も多く、一番やりやすい方法かもしれませんね。
・ホッカイロ
これも身近にあって、使いやすいと思います。
ふきんで包んだホッカイロの上に保存容器を置いて、その中で発酵させます。こちらも上に濡れぶきんをかけ、通気できるように。
さてひと晩経った3通りの納豆ちゃん。どうなっているのでしょうか…!?
・ヨーグルトメーカー
《納豆度》★★★★☆
ほぼ納豆!香りも納豆っぽく、糸もネバネバ。温度を一定に保てるので、発酵が進んでます。
・保温水筒
《納豆度》★★★☆☆ まあまあ納豆!糸もほどよく引いて、納豆らしさがあります。
・ホッカイロ
《納豆度》★☆☆☆☆ ほんのり糸を引く程度で、香りもまだ大豆感が強い。温度があまり上がらず、発酵が進んでいないようです。
これを保存容器に移して、さらに冷蔵庫で1~2日発酵させます。
やはりヨーグルトメーカーの納豆が一番温度管理ができていて、しっかり納豆に。
保温水筒もなかなかの発酵具合でした。
そしてホッカイロは…まだ大豆。ホッカイロがあまり温度が上がっておらず、もう少し保温が必要だったようです…うーん。
3つの方法の中で一番できが良かった、ヨーグルトメーカー製納豆を試食。
醤油とめんつゆを入れて、しっかり混ぜ混ぜ…。
完成!
さっそく食べてみると、“豆”の存在感と風味がしっかり楽しめて食べ応え満点。
ちゃんと粘ってますし、納豆でした…!おいしい!
自分で増やした納豆は、やはりひと晩寝かせて大豆→納豆になっていた時が感動的。
目には見えないけど、菌は生きているんですよね~。不思議だ…。
これ、同じ方法でひよこ豆とか金時豆とか、他のお豆も納豆にできるかも!?
次はそれをやってみようかな~と、新たな課題も生まれました。
ぜひみなさんも、お家で納豆菌の生命力を感じてみてください。笑