羊毛フェルト作家でcoriefelt(コリエフェルト)として活躍中の原田 絵利子さん。
羊毛フェルトとは、ふわふわの羊毛を専用の針でチクチクとさして固め、形を作りあげていく手芸作品です。
coriefeltの作品は、動物やお花などがモチーフ。
ひとつ、ひとつ、手作りで時間をかけて丁寧に作られていきます。
そんな優しくて心温まる気持ちにさせてくれる、coriefeltの作品のルーツは…?
羊毛フェルト作家、原田 絵利子さんにお話をお聞きしてきました。
3人の子供の子育てをする中で、子どもに羊毛フェルトの猫ちゃんを作ってほしいとねだられ、手に取ったのが私の羊毛フェルトとの最初の出会いでした。
初めて作ったのは猫の顔のキーホルダー。
ちょっといびつな出来でした。
ですが、この時に出来上がった猫ちゃんに、なんだかちょっとほっこりした気分になったのと、夢中になって作ったのを覚えています。
猫ちゃんの顔だけに3時間かかりましたが、とっても楽しかったのです。
その後、幼稚園の役員をする機会があり、バザーの手作りをすることになりました。
私は猫ちゃんを作った時のことを思い出し、時間はかかるけど羊毛フェルトに挑戦しました。
ブローチ、置物、リース、時にはモビール。作るのが楽しくて、夢中でした。
その頃の私は子育ての悩みなど色々とありましたが、羊毛フェルトを作っていると不思議と癒されて、だんだん笑顔になっていっている自分がいました。
バザーは大盛況で、その中で私が羊毛フェルトで作ったリースを買って下さったお客様が、
「なんだかとっても癒されますね。大事にしますね」
とおっしゃってくださって。
その時にとっても嬉しかったのと同時に、作っていた私だけではなくて、見てくれた人も癒されていたんだ。
羊毛フェルトって人を癒す効果があるんだと、気が付きました。
自分の作った羊毛フェルトで、自分も元気になれて、それを見た人もちょっと幸せ気分になれる…そんな羊毛フェルトの作品を作りたい!そう強く思いました。
それが今から6年前のことです
現在はオリジナルの作品制作や、個展、委託販売、時々ワークショップなどを開催しています。
これからも手作りのぬくもりと羊毛のほっこりとした癒しを、“小さな幸せ”としてお届けできたら嬉しいです。
山口県周南市在住。
●活動歴
2015 羊毛フェルト作家「coriefelt」として活動スタート
2018 Hutteにて委託販売開始
2019.12 Hutteにてワークショップ開催
2019.12 山口県長門市ルネッサ長門にてAMRアートマーケットルネッサ2020のイベント参加が決まる
2020.3 AMRアートマーケットルネッサ2020のイベントがコロナウイルス感染拡大につき中止
2020.3 Hutteにて個展開催
2020.3 うちの子オーダー(ペットオーダー)を始める
2020.4 新周南新聞『mirai4月号』 に【心まあるくくるみこむ羊毛と私の時間】記事掲載
2020.11 Hutteにて個展開催
2021.10 ヒュッテ海商通り店にて 作品展
2021.12 井筒屋山口店 クリスマス展
●今後の出展予定
・第15回 山口アーツ&クラフツ 2022年4月16日(土)・17日(日)
など
♦イベント告知などのお知らせはInstagram、facebookにて