地元情報誌が山口県を深堀していくウェブマガジン

山口県の方言あるあるエピソード座談会

通じる?通じない!?
「ぶち」「ちょる」「ちゃ」

月刊タウン情報トライアングル7月号で、読者の皆さんへアンケート!
皆さんから、たくさんのエピソードトークをいただきました。
面白トークがいっぱい届きましたので、ご紹介していきましょう。

まずはランキングにて。

Q.山口の方言といえば?
1位 ぶち
 …強調する場合の方言。とても、すごく、などの意。
2位 ちょる
 …語尾につける方言。~してる、などの意。
3位 えらい
 …しんどい、つらい、疲れた、大変などの意。
4位 ちゃ
 …語尾につける方言。~だよ、などの意。
5位 せんない
 …面倒くさい、などの意。

では、会話使用例をあげてみましょう。

「明日、テストって~。」
「はー、せんないっちゃね。(あ~あ、面倒くさいよね)」
「でも最近、勉強、頑張ちょるじゃ?(頑張ってるんでしょ?)」
「そう、ぶち頑張ったんよ。ぶちえらかったっちゃ。(すごく頑張ったよ。すごくつらかったんだから。)」

という感じでしょうか。

では、みなさんのエピソードです。

・山口の人はぶちぶち言うと言われた(笑)(I・40代・♀・周南)

・ぶちは強調度合いによって「ぶり」<「ばり」<「ぶち」<「ばち」と変えて使っている。きっと県民にしかわからない。(いや、県民も伝わらない…?)(N・40代・♂・下松)

・昔、新婚旅行でヨーロッパ方面に行った母が「~しちょってですか」と自分では共通語を使っている気分で話しかけ、他のツアーの新婚さんにドン引きされ、恥ずかしかったと、父が何回も言い、その都度母がイヤな顔をします。(O・20代・♀・山口)

・「~っちゃ」→県外の人に「ラムちゃんみたい」と言われる。(K・40代・♀・山口)

・「せんない」に標準語があると思わなかった。(M・30代・♂・下松)

そして!何より多かったのは「えらい」エピソードについて。

・「えらい(つらい)」が「偉い」と思われてしまう…。(H・20代・♀・下松)

・もうクソ「えらい」のうって言ったら、賢いの意味にとられ、笑われた。(Y・40代・♀・光)

・中高はバドミントン部だったのですが、試合会場のあちこちから「えらい~」「ぶちえらい~」(I・30代・♀・下松)

・大学時代福岡に住んでいた時、今日えらかったね~というと、山口県の方言のえらい(きつい)と偉いで意味の捉え方が違い、しばらく会話が成り立たなかった。笑(K・20代・♀・周南)

・「疲れてえらい」と言う言葉が、他県の人には伝わらなかったです。(F・30代・♀・周南)

・岩国在住で高校は広島へ。「えらい」しんどいと話したつもりが、利口だと取られて変な目でみられた。(K・50代・♀・岩国)

そ~なんです!「偉い」と「えらい」は違うんです!!!

続いてのランキング。

Q.山口県民が方言だと知らなかった言葉は?
1位 たう・たわん
2位 やぶれた・やぶける
3位 えらい
4位 ぶち
5位 すいばり

・「たわん」と友人に言われて、「ちゃわん?」と大真面目に聞いて驚かれました(苦笑)。(Y・30代・♀・山口)

・東京で働いている時に、標準語かと思って「手がたわないよ」と言ったら、皆が「は?」という顔をした。(M・30代・♂・周南)

・大阪では「せんない」と「たう」は伝わりませんでした。(S・50代・♂・光)

・時計がやぶれた←やぶれるのは紙!と、他県の人につっこまれる(I・♀・周南)

この他、「かさぶた」「はぶてる」「せんない」「草ひき」なども、“方言だと知らなかった”との声が上がりました。

まだまだエピソードは続きます。

《県内地域でちょっと違う?編》

・いきめがいく、ぶるとっぴん、えぶ(東部では、てみ?)、がんぜき(くまで?)…宇部ではよく使っていたが、東部では知らない人が多い。(F・♀・山口)

・~ほ、~そ、は主に県内のどこが使用?東部は使わないけど(I・♀・周南)

・私は防府なので、たとえば「行ったそいね」というけど、厚狭高時代、小野田の友達は「行ったほいね」という。東西でびみょーにちがうのね。(M・50代・♀・防府)

《元他県の人からの違和感編》

・「はらふとい」は山口県に引越してきた25年くらい前、細い義姉が使っていてハテナ?と思った方言でした!!(H・50代・♀・岩国)

・他県人の自分からしたら、「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」の滑舌がすごすぎて尊敬する。「行っちょっちゃったいね」など不思議すぎる。(T・40代・♀・宇部)

・アフターメンテの仕事をしていますが、お客様にやぶれた(壊れた)と言われた時、意味がわかりま せんでした。(I・50代・♂・周南)

《「たっちょけ」あるある》

・息子が5才くらいの頃、祖父にそこをたっといてと言われてずっと立っていたこと。(I・60代・♀・柳井)

・「そこの戸をたっとけ」と言われた他県人が、戸のそばにずっと立ってたらしい。(M・50代・♀・防府)

・子供が祖父母の家に行った時に「戸をたっとけ」と言われて、障子の側にじっと立っていました。「戸をしめる」の「断つ」を「立つ」と思ったのです。(H・60代・♀・下関)

《どこまでもあるよ、方言あるある》

・昔、「このせんべい、しわい」と言ったらわからない人が多くて、説明に苦労した。(K・60代・♀・山口)

・「~みてた」と言うと山口では「なくなる」。(S・60代・♀・周南)

「はあ」を、ため息と勘違いされる(I・30代・♀・岩国)

・私は勝手に山口の方言は特有のイントネーションであると思っています。なんか違うのに明確にできないことがもどかしい。(N・40代・♀・防府)

・カメムシのことを、ほうじということ。(A・10代・♀・美祢)

・娘の担任だった先生が「幸せますを使われていて、心があったまる素敵な方言だと思いました!(H・50代・♀・岩国)

・30年前の話ですが、いつもステキな服を着てお化粧もバッチリの方が「へでから」と言った時はビックリ!(「へでから」は「それで」という意味)(S・40代・♂・宇部)

・方言もいろいろありますが音程も違うようで…他県に進学したとき、「こんにちは」や「小指」の発音を指摘されたことがあります。かわいいーもう一回言ってー!って何が方言だったかわからなくなりました(笑)(Y・20代・♀・周南)

今回は、計122人の方にアンケートにご参加いただきました!
山口県民なら思わず頷いてしまう、いろんな「方言あるあるエピソード」が出てきましたね!
次回は、山口方言研究家の方にお話を聞いて、山口の方言を深堀りしていきます。
引き続きお付き合いください! 続きはコチラ!




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